試食会のウェディングメニューを紹介

結婚式のこと

パレスホテル東京では、誓約したカップルを対象に定期的に試食会を開催しています。

試食会で提供されるウェディングメニューは、「シェフ特性メニュー」と「クラシック エ プリュス」の2つのコースから選ぶことができます。

私たちは、それぞれ異なるコースを頼み、当日2つのコース料理を味わってきました。

今回の記事では、この2つのコース料理の詳細について紹介していきます。

この記事は次の方に向けて発信しています。

  • ゲストをもてなす料理で悩んでいるカップル。
  • パレスホテル東京のウェディングメニューの詳細が知りたいカップル
  • 式場選びで悩んでいるカップル
  • ゲストのおもてなしの決め手に欠いているカップル

「シェフ特性メニュー」の特徴

シェフ特性メニューは、パレスホテル東京がこだわったモダンフレンチとなっています。

シェフが、このメニューで1番こだわっているのは『和魂洋才』です。

『和魂洋才』とは、“日本人固有の精神をもって西洋伝来の学問・知識を取捨・活用すること”を意味します。

パレスホテル東京では、シェフが毎年フランスを訪れて、旬のフレンチのテクニックや表現を仕入れ、そのトレンドをメニューに落とし込んでいます。

つまり、シェフ特性メニューは、最新のフレンチのトレンドを取り入れながら、和食の技術や和柄のお皿を使って表現をした、パレスホテル東京が誇る最強のウェディングメニューとなっているのです。

昔のしっかりとした味、表現、華やかな料理から、素材の味を活かすような和食の技術や、世界中の料理のテクニックを取り入れたヘルシー思考の料理に変化している。

五穀豊穣

五穀豊穣
五穀豊穣

五穀豊穣は、全てのウェディングメニューのスタータードリンクとなっています。

りんご、生姜、小松菜、蜂蜜などが入った、酸味と甘味のバランスが整ったすっきりとした味わい。

私は、この「五穀豊穣」というネーミングが、とても素敵に感じました。

日本では、太古より穀物の豊かな実りを神々に祈る風習があります。

自然へ敬意。

季節を尊ぶ美しい心。

日本は、それらを大切にしていくことを、先人より受け継いでいます。

パレスホテル東京では、この五穀豊穣を願う日本人の精神や食に対する考え方を、とても大切にしているそうです。

結婚する新郎新婦の暮らしにおいても、そのような感謝に溢れ、豊かな実りが得られるようにしたい。

披露宴は、そんな新郎新婦の人生と参列者全員の“五穀豊穣”を願うことからスタートする。

とても粋なコンセプトだと思いました。

ズワイガニのエミエテ

ズワイガニのエミエテ
ズワイガニのエミエテ

パレスホテル東京のコンセプトである、ファイブドッツをイメージして作った前菜です。

細かくほぐしたズワイガニの身に、コンディメント(薬味、調味料)を合わせて、カニのジュース、マヨネーズと合わせ、しっとりとした形に仕上げてあります。

その上には、透明なトマトのジュースから作ったゼリーを乗せて、見た目の輝きを増してあります。

柔らかな鮑のグリル

お次は、晴れの日にピッタリな鮑の食材を使った料理です。

鮑は長寿を願う縁起物で、幅広い年齢層に喜ばれる食材です。

一度蒸しあげてからソテーしてある鮑は、ナイフでスッと切れる柔らかさ。

この鮑の下には、柔らかく蒸して甘みを引き出したポアロー海老が敷いてあります。

トリュフの芳醇な香りをたっぷり含ませた贅沢なソースに、上にもトリュフの薄切りを添えてある贅沢な一品です。

和出汁とコンソメのブイヨナード

お次のスープ料理は、鴨胸肉を和出汁を加えたビーフコンソメと共に召し上がっていただくパレスホテル東京オリジナルの料理です。

具材は、鴨のローストと芽ねぎとミョウガ、そこに抹茶を合わせたマスタードを添えています。

お茶の香りやマスタードの香りをアクセントに楽しんでいただく、奥深い料理に仕上がっています。

香りや食感など、五感で楽しめる料理となっている。

甘鯛の鱗焼き

スープ料理の次は、魚料理です。

「シェフ特製メニュー」の魚料理は、パリパリっとした鱗の皮の食感と、ふっくらと焼き上げた身の食感を一度に味わえる料理となっています。

なかなかこの2つの食感を楽しむことができる魚料理は少ないのではないでしょうか。

甘鯛の素材本来の身の甘さを感じられ、口の中いっぱいに海幸の豊かな香りが広がります。

この魚料理が、コースの中で1番好きだったかもしれません。

和牛フィレ肉の塩殻包み焼き

メイン料理は、和牛フィレ肉の塩殻包み焼きです。

国産のフィレ肉を塩殻で包み焼きにすることで、肉本来の旨味を閉じ込めています。

ギトギトした油はなく、ジューシーでありながらさっぱりと味わえます。

添えられたグレインビーソースと合わせると、さらに肉の旨味が倍増しました。

イチジクのコンポート

最後はイチジクのコンポートです。

イチジクの本来の甘みと香ばしさを兼ね添えたタルトです。

重厚感がしっかりとしており、コーヒーや紅茶にとっても相性の良いデザートです。

正直、この一皿だけでも食べて帰りたいぐらいの質の高さでした。

「クラシック エ プリュス」の特徴

クラシック「エプリュス」→フランス語で一歩先

パレスホテル東京で培われてきた伝統のフランス料理と開業後より開発したモダンフレンチを融合したコース

フランス語でセゾンとは、四季を意味する

皇居の目の前にあるパレスホテル東京は、四季の美しさを感じられるホテルです。

ウェディングメニューにも四季を取り入れ。

四季の食材、色彩、香りを一皿に表現したメニュー。

真鯛のタルタル

新鮮な真鯛を細かく刻んで、半月上に形作られた身の上に、キャビアや雲丹などの高級食材が添えられた前菜です。

真鯛本来の甘味を感じるも、生臭さはなく、柚子の香りが良いアクセントとなっており、とてもフレッシュな味わいに仕上がっています。

ラングステーヌ

ラングステーヌは、伊勢海老と並んで高級食材として名高い大ぶりのものを使用しています。

ラングステーヌの下には、トリュフの芳醇な香りを効かせたイタリア産のカルナローレ米のリゾットを添えています。

カルナローレ米は、粘り気も少なく、リゾットにとても適しているそうです。

プティマルミット 

「プティマルミット」とは、フランス語で小さな小鍋を意味します。

具材は、牛タン、鳥の手羽、ほんのり柔らかいフォアグラが使われています。

3種類の肉が醸し出す、体を癒すような滋味深い味わいを楽しむことができる一品となっています。

舌平目のボンヌファム

肉厚の舌平目に、たっぷりのマッシュルームと舌平目の出汁を加えて、柔らかく火を入れたパレスホテル伝統の料理です。

サバイヨン(卵黄に砂糖や白ワインまたは生クリームを加えてかき立てた洋菓子や西洋料理のソース)とバターをたっぷり使った濃厚なソースをかけて、じっくりと黄金色に焼き上げていきます。

2012年現代風にアレンジを加えており、ソースを煮詰めすぎず、サラッと食べれるうに仕上げています。

ローストビーフ英国風

本場イギリスのレシピをもとに、余分な油を落としながら、じっくりローストしたローストビーフです。

お箸でも切れるお肉の柔らかさに仕上がっており、年齢を問わずたくさんの方に好評だそうです。

その柔らかさは、舌の上でとろけてしまうほど。

こんなローストビーフ食べたことがありません。

ティラミス

洋酒がとても効いたパレスホテル特製のティラミスです。

使用しているマスカルポーネや洋酒など、素材のすべてにこだわったデザートとなっています。

残念ながら、私は下戸のため、この洋酒が効いたティラミスは苦手に感じてしまいましたが、アルコールを嗜む大人の方には大変好評のようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「シェフ特性メニュー」と「クラシック エ プリュス」は、それぞれ異なるコンセプトを持ったコースのため、一つとして同じ料理はありません。

それぞれの料理の中には、結婚式に欠かせない縁起物がふんだんに取り入れています。

日本古来の風習を重んじながら、現代のフレンチに落とし込んだ料理が豊富なため、どのコースも幅広い年齢層に支持されることは間違いないでしょう。

迷われた方は、ぜひ試食会に参加することをオススメします。

試食会では、「シェフ特性メニュー」が3割引、「クラシック エ プリュス」は半額の費用で食べることができるので、かなりお得です。

今回は、試食会で提供された2つのウェディングメニューを紹介しました。

この記事によって、ぜひ式場選びで悩んでいるカップルの参考になれば幸いです。

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