昨日は、とてもショッキングな出来事がありました。
心がとても痛い。
自分に対して、悔しい思いがいっぱいで。
レポート提出を課す
あるスタッフが、とても大きな失態を犯しました。
失態に対して自らの責任を放棄して立ち去るだけでなく、自分を守るために嘘をつくことも多く、あらゆる業務に関して積極性を示してこなかったため、私はそのスタッフに課題を課すことにしました。
良かった点と悪かった点をそれぞれ3つずつ列挙し、悪かった点に関しては何故そのようなことになってしまったのかをきちんと分析して改善点を考える、という内容のレポート提出です。
普段、仕事において私たちは毎日自分の業務と見つめあい、どのようにすれば質や効率が良くなるかをフィードバックすることによって、日々の仕事をより良いものにしていくと思います。
単純作業に思えるような行動の中にも、実はそういったことが隠れていて、私たちは普段から自然とそれを暮らしの中で行っています。
例えば。
「昨日は夜更かしをしたから、朝起きるのが辛かったなぁ。今日は早めにお風呂に入って明日に備えなきゃ。」
「今日の味噌汁は、味噌を入れる量が多かった。最近、塩分摂り過ぎているから味噌の量を少なくするか、減塩の味噌を取り入れようかな。」
などといったように。
失態が大きかっただけに、スタッフはレポート提出に関して承知してくれました。
そして私はレポート提出の頻度をスタッフ自身で考えてもらうことにしました。
自分に対して嘘を言ってほしくないし、責任を持たせたかったからです。
最終的に週2回ならレポート提出できると断言したので、日程を組んで2人で取り組んでいきました。
初めの頃は、レポートとは呼べない内容でしたが、徐々にレポートらしい内容を書けるようになってきました。
素晴らしい着眼点を持っている内容もあり、最近ではコンスタントに良いレポートになってきて好感が持てるようになってきました。
突然のレポート提出拒否
このまま良い内容になってきているので、私はレポート提出を年内まで続けることをスタッフに提案し、その場で了解を得ました。
了解を得てから2回目のレポート提出日。
ちょうど昨日が、そのレポート提出日だったのですが、スタッフから思いもよらないレポートを受け取りました。
具体的な内容は割愛しますが、要するに今の仕事が楽しくないため、反省点を見出すことができず、レポート提出はしかねる。なのでレポート提出は私の判断で必要と判断した場合にさせて頂くといった内容だったのです。
このように一方的にレポート提出を断ってきたことは、とても残念でなりません。
しかも、面と向かって断るのではなく、書面を何食わぬ顔で渡してきたため、私はスタッフに対して不信感を募らせてしまいました。
結局最後まで、そのスタッフにとってのレポート提出は「自分のためではなく」、ただ「やらされているだけ」でしかなかったのかもしれません。
私は、レポート提出だけは最後まで行ってくれると信じきっていました。
良いレポート内容を書き続けていると思っていたので、そのように裏切られてしまった事に対して、私はそのスタッフではなく、「信じきってしまっていた自分自身」にやるせない気持ちになってしまいました。
相手を信じてしまうことについて
私は、相手を100%信じてしまうことがあります。
過去にも、それで裏切られたことが何回もあります。
それにもかかわらず、相手を信用してしまうのだから、私は大馬鹿野郎のお人好しです。
渡辺和子さんの著書「置かれた場所に咲きなさい」という本の中に、「相手を100%信じてはいけません。98%にしておき、残りの2%は相手を許すために取っておくのです。」ということが書かれています。
これは、もし100%相手を信じていたら、裏切られた時、相手が許せなくなるからだそう。
私は、子供の頃から人を信頼していくということを大切にしてきました。
しかし、社会に出てから幾度となく裏切りの場面に出くわしているため、そういう場面の度に私の心は疲れ果て、徐々に他人への不信感が増してくるようになりました。
今回の一件についても同じことです。
私は過去にそういったことが何度も起こっているにもかかわらず、それでも相手を信じきってしまうようです。
混沌とした世の中に、私は1つの光明を見出したい気持ちがあるからでしょうか。
しかし、ここでも私は学ばなければなりません。
相手は完璧な人ではなく、不完全な人であると。
人は皆、過ちや罪を犯すような弱さをもっているし、自分の意図とは違った行動をしてしまうこともあります。
そういう不完全な生き物なんだと認識して、相手との関係を築き、許すことができる人間にならなければならないと、今回の一件で深く学ばせてもらいました。
なんだか最後は精神論みたくなって、書いていて怖くなってきた。
決して病んではいませんので、ご安心ください。(笑)
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