披露宴におけるBGMリストの作成で苦労したことはありませんか?
私たちも、つい先日までBGMリストの作成で頭を抱えました。
何故こんなにも難しいのでしょうか?
それには次の3つの理由があることに気がつきました。
- 何から決めて良いかわからない
- 他のカップルと被りたくない・同じになりたくない
- 自分達の好きな曲にしてみたが、コンセプトや会場の雰囲気に合わない
例え、〈 1. 〉をクリアしてBGMを選曲したとしても、〈 2. 〉によって他の曲を選なきゃという心理が働くのでしょう。
仮に自分達の個性を表現したBGMを選曲しても〈 3. 〉が生じてしまう。
そして再び〈 1. 〉に戻ってしまう。
結局、この無限ループにハマってしまうことが多いように思えます。
そこで今回の記事では、苦悩の末に完成した私たちの披露宴BGMリストを選局していく中で学んだ、この無限ループにハマらない選曲のコツについて紹介していきます。
この記事を読むことによって、BGMリストの選曲が円滑にできます。
この記事は次の方に向けて発信しています。
- BGMリスト作成で頭を悩ましてるカップル
- どうやってBGMリストを作れば良いかわからないカップル
- 将来の披露宴に向けてBGMリストを収集しているカップル
披露宴の演出について書き出してみる
まず完成した私たちの披露宴のBGMに関しては下記の記事で紹介しています。
この記事で挙げたように、私たちはBGMを10個選曲しました。
この「選曲の数」は、「披露宴の演出の数」によって異なってきます。
例えば、ドレス当てゲームの演出を減らしてしまえば、BGMは10曲→9曲に減るわけです。
〈 1. 何から決めて良いかわからない〉という方は、「BGMが必要な披露宴の演出はいくつあるのか」。
これを書き出してみるとわかりやすいと思います。
だいたい多くの会場では、最低でも次の9つの演出を取り入れることが多いそうです。
- 入場
- 乾杯
- ケーキ入刀
- 新婦お色直し退場
- 新郎お色直し退場
- 再入場
- 手紙朗読
- 花束贈呈
- 新郎新婦退場
こだわりたい演出から決める
BGMが必要な披露宴の演出シーンを書き出したら、その中でも、1番こだわりたい演出からBGMを決めていくことをオススメします。
「まずは入場曲から。。。」などと、最初の演出シーンから考えるよりは、「この演出には、このBGMを絶対に使いたい!」と思う部分から決めていくと良いでしょう。
私たちの場合、「新婦のお色直し退場」から決めていきました。
といっても、二人で特に相談はしていません。
実は「もうこれしかないよね」とお互い既に頭の中に浮かんだ曲が同じだったのです。
それは星野源の『恋』という曲でした。
もともと相方は、星野源がメジャーデビューする前からファンとして追っかけをしていました。
星野源のご両親が経営するお店に足を運んだりするほどのファンだったのです。
なので、星野源の曲は必ずどこかで使用したいと思っていました。
その曲が使えるのは、「新婦のお色直し退場」しかないと思いました。
避けた方が良い曲を知っておく
基本的に、BGMには洋楽がおすすめとされています。
理由は、邦楽は日本語の歌詞が耳に入ってくるので、ゲストが演出自体に集中することができないからです。
先ほどの星野源の『恋』という曲も、本来であれば避けた方が良いとプランナーさんから指摘を受けました。
理由は、日本語の歌詞という理由だけでなく、その曲を聞いた時に「恋ダンス」や「逃げ恥」・「ドラマ」のイメージを強く連想してしまうからです。
曲にしっかりと“意味”を与える
その上で、私たちが星野源の『恋』という曲をあえて採用したのには理由があります。
曲にしっかりと“意味”を与えることができていると思ったからです。
今回招待するゲストには、相方が星野源のファンであることは十分周知されています。
“学生時代からのファンだった”ということがゲストに周知されていれば、ゲストの頭の中に「あ〜そう言えば、この曲を学生時代にあの子はよく聴いてたもんねぇ〜」と連想させることができると思いました。
選曲する曲ごとに何かしらの“意味”を与えていけば、会場の雰囲気や新郎新婦の人柄にリンクしたBGMリストを作ることは可能だと思います。
コンセプトからブレないようにする
また、私たちはコンセプトからブレないようにBGMを選曲していきました。
私たちのコンセプトは「自分達らしさ」です。
選曲していく際は、常に「自分達らしさ」があるか?を考えながらリストを作成していきました。
もしコンセプトを考慮せず、なんとなくでBGMを選ぶと、どうなってしまうのでしょうか。
不思議なことに「他のカップルと同じBGMリストになっている“気分”」に陥ってしまいます。
しかし、コンセプトを持っていると違います。
例え、他のカップルと同じような万人受けするBGMを選んだとしても、「他のカップルと同じBGMリストになっている“気分”」から脱却できます。
先ほどの、曲に“意味”を与えることと似ていると思います。
心理的な話になってしまいますが、これはかなり大切です。
招待するゲストのことも考える
コンセプトからブレないように選曲することは大切です。
しかし、度が過ぎてはいけません。
ある程度ゲストのことを考えながら決めていくと良いでしょう。
私たちの場合、招待するゲストの年齢層なども考慮してみました。
新しい曲ばかりではなく、招待するゲストが聞いて「懐かしいな」と思えるような曲を選曲するようにしました。
ただし、やはり幅広い年齢層をすべてカバーすることは難しかったです。
なので、ある程度ターゲットを絞って選曲せざるを得なかったのが現状です。
新しい曲と昔の曲の融合はとても難しい作業でした。
【補足】
例えば、新郎新婦がディズニーの曲が好きだったとしましょう。
BGMリストをディズニーの名曲で揃えて新郎新婦はご満悦かもしれません。
ディズニーの曲は、どの曲も幅広い年齢層に認知されていることが強みではあります。
しかし、ゲストは“ディズニーの世界”に浸りたいわけではなく、“新郎新婦の世界”に浸りたいのです。
会場でディズニーの曲ばかり流していても、招待するゲストは飽きてしまい演出に集中することができなくなってしまいます。
「またディズニーか」そんな気持ちが出てしまいかねないのです。
“意味”を与えること、コンセプトからブレないようにすること。
これらはいずれも大切ですが、度が過ぎてしまうと何を伝えたいのかわからない披露宴になってしまいます。
ディズニーランドホテルなどの会場の雰囲気とBGMをリンクできない限り、BGMリストをすべてディズニーの名曲で揃えることは避けたほうが良いかもしれません。
全体のバランスを見る
BGMリストがある程度完成したら、全体を通しで聞いて、全体のバランスを確認していきましょう。
曲自体は良い曲だけど、全体の雰囲気から逸脱していることもあるので、そういった場合はまた他の曲がないか選曲していきます。
まとめ
どうでしたか?
人によってBGMの選曲は色々な方法があると思います。
音楽業界に精通した人でない限り、BGMを選曲することはかなり難しい作業かもしれません。
しかし難しいことを乗り越えて、やっと完成したBGMリストを目の前にした時の感動は、子供が生まれた時のような素晴らしい感動をもたらします。
ぜひ、この記事を参考に自分達だけのBGMリストを完成させてみてください。
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