コーヒーミルを選ぶポイントって難しいですよね。
昔と異なり、コーヒーミルの価格はピンからキリまで様々になっており、機能性においてもメーカーによって多種多様です。
そこで、コーヒーミルを消費者目線で購入する場合、どういったポイントを抑えて購入を検討するべきか考えてみました。
コーヒーミルの目的
コーヒーミルを選ぶポイントの前に、まずはコーヒーミルの目的についておさらいしていきましょう。
コーヒーミルの目的は、焙煎したコーヒー豆を粉砕して、表面積を大きくし、成分を抽出しやすくすることにあります。
味に影響を与える要因には、豆の種類や使用する器具、注ぐ湯温とそのスピードなどがありますが、この粉砕という過程も味わいに大きく影響を及ぼしています。
粉砕した粉粒子の形状や粒度分布、その粒度の安定性にばらつきがあれば、味わいも異なってくるからです。
つまり美味しいコーヒーを淹れるためには、どのコーヒーミルを選ぶかということも重要な要素なのです。
コーヒーミルを選ぶポイント
コーヒーミルを選ぶポイントは4つあります。
- 予算
- 手動か電動か
- 扱いやすさ(収納性、メンテナンス性)
- 味に与える影響(微分の発生率)
予算
一般に手挽きミルは価格帯的に安いものが多い印象があります。
しかし、手挽きのミルでも数万円もするミルは存在します。
コマンダンテなどの機能的に優れているものほど、高価になってきます。
ビンテージのものも、その希少さゆえに高価だったりもします。
電動のミルの価格帯も様々です。
業務用のものになれば、そのぶん価格帯も高くなってきます。
手動か電動か
手動と電動での性能の優劣はありません。
手挽きミルでも世界大会で使用するレベルのものもあります。
こちらに関しては“手間暇”に関しての問題が強いと言えるでしょう。
扱いやすさ(収納性、メンテナンス性)
家庭でミルを選ぶポイントとして、1番重要視したいのが、この“扱いやすさ”でしょう。
つい粉砕能力などの機能性に目を奪われがちですが、コンパクトさや、清掃のしやすさ、粒度の調節のしやすさなども家庭で扱っていく中では重要です。
どんなに切れ味が良いミルでも、メンテナンスがしにくい構造であれば、切れ味も徐々にヘタってしまいますので、切れ味を維持するためにも、メンテナンスのしやすいミルを選択することも大切です。
味に与える影響
どんなに高価なミルでも、微粉というものは発生してしまいます。
高価なミルほど、その微粉の量が少なくなる傾向にあり、味わいへの影響が小さくなります。
味わいへの影響を極力少なくするために、鼻分の発生率が少ないタイプのミルを選択するか、挽くごとに茶漉しで微粉を取り除くことが必要となってきます。
まとめ
- 予算
- 手動か電動か
- 扱いやすさ(収納性、メンテナンス性)
- 味に与える影響(微分の発生率)
ライフスタイルの中でどれぐらいの頻度でミルを使用するかを考えてみましょう。
使用するミルが扱いにくければ、ライフスタイルの中に溶け込ませることは難しくなってきますので、ミルの扱いやすさが、意外に重要なポイントです。
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