SCAJ2022での活動報告

SCAJ2022コーヒーのこと
SCAJ2022

さて、10月12日〜14日まで国際展示場にてSCAJ2022が開催されました。

2019年に行ったのが最後なので、約3年ぶりでしょうか。

だいぶマスクを外している人も多く見受けられましたが、まだ日本人の多くはマスクを着用している人も多かったですね。

今回の目的は、先進的なコーヒー器具をチェックすることよりも、各産地でのコーヒー豆の収穫状況や産地特性について確認してきました。

特に、私が注目したのは、ルワンダのコーヒーです。

私は、数ヶ月前に受けたコーヒーインストラクター検定の試験において、コロンビアやブラジル、グァテマラといった国々の産地について勉強しました。

しかし、ルワンダに関しては、産地についての知識が圧倒的に足りていない状況でした。

ルワンダのコーヒーは、そのフルーティーさと甘さに感動してから、前々からお店で取り扱っていきたいと思っていた豆ではあったので、これを機会にブース出店者を通じて、産地の知識を知りながら、取り扱う豆を選定しようと考えました。

ルワンダのブースでは、6つのサンプルコーヒーが置かれ、それぞれ試飲することができました。

実際に出店ブースでスタッフとお話しする機会を頂き、ルワンダでのコーヒー収穫事情、そして産地特性について伺いました。

まず、ルワンダでのコーヒーの収穫は、主に北部、西部、南部の3つの地域に大別されるそうです。

北部は主にフレーバーが際立った印象で、西部はフレーバーと甘さのバランスが整っており、南部は甘さと程よいコクが印象的なコーヒーが収穫できるそう。

実際に出店ブースには6つのサンプルコーヒーが置いてあり、3つの地域にフォーカスして、同じウォッシュドの精製方法のコーヒーを飲み比べてみました。

3つの地域のコーヒーは、どれも柑橘系のフレーバーと透明感のある味わいが印象的でした。

しかし、各産地によって、甘さとコクのバランスの特徴がはっきりと分かれているのを感じました。

紅茶のように飲みやすく、酸味が苦手な人でも受け入れやすい味わいにも感じました。

ルワンダで生産されるコーヒーの品種は、ほとんどがブルボンだそうです。

それはすなわち、味わいの違いが産地の土壌と精製によって変わってくることを意味しており、とても興味深く、楽しい時間を過ごすことができました。

今回飲み比べたのは、ウォッシュドを比較したものでしたが、もちろんハニープロセスなどの味わいもとても美味しく気に入りました。

私は、今回の時間を通じて、ルワンダの産地による味わいの違いを消費者にもっと知ってもらいたい気持ちが強くなりました。

今後のお店の参考としていきたいと思います。

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