テレビを置かない生活のメリット

暮らしのこと

私は、数年前からテレビを家に置かない生活を始めました。

“テレビがある生活が当たり前です”という方からしたら、「テレビがないと生きていけない」、「テレビがないと不便になる」といった心配がつきまとうかもしれません。

しかし、その心配以上に、テレビを家に置かない生活を始めてから、私はたくさんの恩恵を得ることができています。

今回の記事は、テレビを家に置かない生活を始めてから得られたメリットを私の実体験から掘り下げて、紹介していきたいと思います。

①自由な時間ができる

私の家では、テレビ本体をメルカリで売却して、NHK放送受信料も解約して、テレビボードも破棄しました。

それによって、空間が一時的に広くなりました。

空間の自由度が変わったことは、良いメリットではありますが、私はその代わりに本を置くようになったので、実をいうと空間の自由度はテレビを破棄する前と後では変わっていません。

空間の自由度はえられませんでしたが、日常生活の中で“自由な時間”を増やすことはできました。

これは、自分が思った以上に大きなメリットだったと思います。

以前まで、私はテレビがあると、ついリモコンを手に取り電源をつけ、“ながら見”をしてしまっていました。

実際問題、“ながら見”は視覚を集中させてしまっているので、手元の作業が止まってしまい、作業の効率がとても悪かったように思います。

テレビの電源をつけなければ、“ながら見”をすることもないのですが、ついリモコンを手に取り電源をつけてしまう“甘え“が私には出てしまっていました。

そこで、いっそのことそういった甘えが出てしまう環境を全てを無くしてしまうことを思いつきました。

実際に、テレビを破棄してみると、何気なく視聴することも無くなり、すべての作業を集中して取り組むことができました。

特に、読書時間を大幅に確保できたことは嬉しいメリットでした。

最終的に、年間100冊以上読書することができる余暇時間を確保でき、テレビ以上に、知識をインプットすることができたことは、本当に良かったと思います。

現在は、仕事がかなり忙しく50冊も読めていないかもしれませんが、それでも読書することは趣味となり、今でも継続することができています。

②偏向情報のシャットアウト

テレビを置かない生活のメリットが、もう1つあります。

無意味でくだらない情報をシャットアウトできることです。

テレビは毎日同じニュースやスキャンダルばかりを扱います。

もっと海外のテロ抗争や難民問題等、より有益なニュースに目を向ける必要があるのですが、グルメ情報や俳優の粗相問題、著名人の結婚や離婚問題、そんな無意味でくだらない情報ばかり取り扱っていることに、うんざりするようになったのです。

それはネットも同じでは?と思う方もいるかもしれませんが、テレビはネットよりも偏向情報が多いメディアだと私は思っています。

スポンサーの意図や製作側の意図によって、情報が制限される可能性が高いからです。

一方、ネットはデマなどの嘘の情報も多く存在します。

しかし、正しい情報を見極める慧眼(けいがん)を持つことで、そういった情報は取捨選択することができると思います。

よりリアルで、コアな情報を見つけることが可能となるのです。

災害のニュースに関しても、TwitterなどのSNSの普及で、テレビ以上にコアな情報をスピーディーに知ることができています。

スマホ以外のメディアとして、私は普段からラジオを取り入れているので、スマホとラジオの2つの媒体を使うことで、災害関連で不便になることは今はありません。

③“当たり前のことが、当たり前ではない”

基本的には、①自由な時間が増えること、そして②偏向情報がシャトアウトできることが、テレビがない生活を始めて得られたメリットだと思います。

しかし、しばらくしてから、テレビがない生活の“本質の部分”に気づくようになりました。

それは、“当たり前のことが、当たり前ではない”ことです。

私は、日々の日常を当たり前のように生きてました。

明日、明後日、1ヶ月後、半年後、1年後。

変わらない日常を過ごす確証も、生きている確証もないにも関わらず、当たり前のように毎日を過ごしていたんです。

私が、この世に生を受け、現在まで大きな事故もなく生きている事は、当たり前ではありません。

相方と語り合い、色々な考えや気持ちを感じることは当たり前ではありません。

勤務先で患者さんが来院してくれること、患者さんに医療を提供できることは当たり前ではありません。

マルシェで、コーヒー豆を買ってくださること、応援してくださることは当たり前のことではありません。

そのように、“当たり前のことが、当たり前ではない”と思うようになったら、人生が有限であること毎日を一生懸命生きなければならないと感じるようになったんです。

人生の分岐点でそのような悟りに気づけたことはとても良かったと思います。

テレビを置かない生活を始めたことで、時間を大切にするようになったし、無駄にテレビを視聴していた時間を有効活用できていることを実感しています。

友人からは、生き急がなくて良いんだよと言われたりもしますが、私は生き急いでいるつもりはありません。

今を楽しみたいのです。

テレビを置かない生活を始める場合はパートナーに要相談を

総合的に考えると、自宅にテレビを置かない生活を始めたら、私にはメリットしかありませんでした。

暮らしの循環が、とても効率良くまわるからです。

テレビを置かない生活は、お付き合いしている相方からすると、最初はとても不便に感じたみたいで、驚きを隠せなかったそうです。

でも最近は、スマホで番組を1人で視聴しているみたいなので、以前より生活が窮屈では無くなってきたと言っています。

お付き合いしている段階では、テレビを置かない生活をしていることをパートナーに理解してもらうことが必要かもしれません。

また、テレビを置かない生活を新たに始める時は、独りよがりで決めるのではなく、きちんとパートナーの意見も取り入れて生活を始めることをお勧めします。

↓オススメ記事はこちら↓

コメント