ついに!新婦の理想のドレスが見つかった!
じゃあ、その横でエスコートする新郎のタキシードどうする!?
このように、新郎のタキシードで悩み始めるカップルも多いのではないでしょうか?
- タキシードってどうやって選べば良いの?
- 「レンタル」と「オーダーメイド」では、どちらがお得なの?
- オーダーメイドって、高いのかな?
- オーダーメイドって、具体的にどんな種類があるの?
初めてだと、こういったことは、なかなかわかりませんよね。
1番の悩みは、「レンタル」にするか、または「オーダーメイド」にするのか。
そして、その予算的な部分が悩みの多くを占めているのではないでしょうか。
予算との兼ね合いも考慮しながら、自分達にあったタキシードの選定しなければならないので、そこがとても難しいところ。
私は、色々と考えた末、最終的に「オーダーメイド」のタキシードを作ろうと考えました。
どうしてオーダーメイドのタキシードを選んだのか。
今回の記事では、タキシードの選定を行なっていく上で、私が「オーダーメイド」のタキシードを作ろうと考えた3つの理由についてまとめました。
この記事は次の方に向けて発信しています。
- タキシードの選定で悩んでいるカップル
- タキシードを、「レンタル」か「オーダーメイド」にするかで悩んでいるカップル。
- 「オーダーメイド」のタキシードに興味があるカップル
タキシードの選定で大切なポイント
まず、私達がタキシードを選定する上で、大切したポイントがあります。
それは、次の2つです。
- コンセプト
- 予算
特に大切にしたのが、1つ目のコンセプトです。
「どのような結婚式にしたいのか。」
このコンセプトが1番大事で、このコンセプトからずれてしまうと、たとえ上質なタキシードを選んだとしても、ウェディングドレスとのバランスが崩れてしまいます。
私たちの場合、「ゲストへの感謝」、「肩肘張らずにくつろげる披露宴」、「身の丈にあった自分達らしさ」、この3つを軸に考えていきました。
ダボっとしたタキシードや、派手なタキシードは、ゲストが見ていて嫌にならないか。
そういったゲスト目線で全てを考えていきました。
「レンタル」のタキシードを選ぶにせよ、「オーダーメイド」のものを選ぶにせよ、まずはコンセプトからズレないように心掛けて行くことが大切です。
私は最終的に「オーダーメイド」のタキシードを選びましたが、コンセプトからズレなければ「レンタル」でも良いと思っていました。
この点に関しては、ウェディングドレスの選定の際に2人で重々確認しているかと思いますが、タキシードを選定する際には、もう一度カップル2人でコンセプトを確認しておきましょう。
そのコンセプトを再確認した上で、私達は予算を決めていきました。
タキシードの試着は3ヶ月前の平日がオススメ
一般的に、タキシードの試着は挙式の3ヶ月前に行います。
しかし、私は心配性な性格なので、担当者にお願いし、相方のウェディングドレス試着の時期(挙式の6ヶ月前)に合わせて、タキシードの試着をお願いしました。
※試着を早めに行うことは担当者からは嫌がられる傾向にあります。しかし、提携会社がどんなタキシードをセレクションしているかを確認できますし、早めに予算がわかれば、それに向けて2人で家計をやりくりして予算を確保しやすくなると思います。そうすれば経済的な負担を軽原することもできると思いますので、タキシードを早めに試着することは、大きなメリットがあると私は思います。
当時は、コロナ禍のため、まん延防止等重点措置が政府から発令されていました。
なので、きちんと会場に事前予約を行い、十分な感染対策を行なった上で試着しに行きました。
今回お願いしたのは、銀座のHatsuko endo(ハツコ エンドウ)さんです。
私達が試着会場に伺ったのは、平日の昼間です。
当日は、試着フロアには私達ともう一組の婚礼カップルしかいませんでした。
担当者に聞いたところ、土日祝日は婚礼カップルでフロアが溢れかえっているので、やはり平日での試着がオススメのようです。
オーダーメイドのタキシードにした3つの理由
先ほどの“タキシードの選定で大切なポイント”を踏まえた上で、「レンタル」にするのか、それとも「オーダーメイド」にするのか、この2つの狭間でとても悩みました。
冒頭でも述べたように、私が現時点で考えているのは「オーダーメイド」のタキシードです。
そこには、次の3つの理由があります。
体格にあったタキシードを着たい
まず1つ目は、体格にあったタキシードを着たいと思いました。
私は身長が160cmと小さい上に、短足です。
そのため、レンタルでは見栄えの良いタキシードが見つりませんでした。
これは、ビジネススーツを購入する時にも抱えた問題です。
身長は160cmと小さい。
にも関わらず、高校時代に鍛えた胸と肩の筋肉が肥大して大きい。
その上、短足。
このため、自分の肩幅・袖丈・着丈にぴったりのビジネススーツがなかなか見つかりませんでした。
いつもバランスの悪いビジネススーツを着て恥ずかしい思いをし、とても悩んでいたのです。
それを解決したのが、セミオーダーによる体格にあったビジネススーツの注文でした。
今回のタキシードにおいても、同じ思いがありました。
主役であるウェディングドレスを引き立たせるために、脇役であるタキシードもダボっとしたものではなく、きちんと体格にあったタキシードにしたい。
そのためには、体格に合わない「レンタル」のタキシードではなく、「オーダーメイド」のタキシードにすることが一番納得できると思ったのです。
レンタルのタキシードは、日本人の平均身長から作られたタキシードです。
平均身長であれば、体格にあう可能性も十分にあるので、その場合にはレンタルでも十分に選択の余地はあると思います。
挙式後もタキシードを着る機会があるかもしれない
2つ目は、挙式後もタキシードを着る機会がもあるかもしれないということです。
海外と比べるとまだ少ないかもしれませんが、日本にもドレスコードを指定するお店がいくつかあります。
上司と会食を共にする際にも、恥ずかしくない格好が必要ですが、こういう時にタキシードが1着あるととても便利だと感じました。
また、フォーマルなイベントに出席する際にも便利ではないかと考えています。
一生に一度のイベント
3つ目は、結婚というものが、一生に一度のイベントであることです。
人によっては、何度か結婚をする方もいるかと思いますが、高額な費用がかかる結婚式を何度も行う人は少ないと思います。
「一生に一度しか着ないんであればレンタルが絶対お得。」
「使う頻度が少ないタキシードを家に置いておくのはもったいない。」
そう感じる人も、もちろんいると思います。
私も、結婚というイベントはあくまで通過点でしかないと思っています。
しかし、それでも相方と過ごす“一生に一度のイベント”であることは間違いないのではないかと考えました。
2回同じ相手と結婚式なんて挙げないですよね?
だったら、なおさら2人の良い思い出にしたいし、特別な時間にもしたいと考えました。
そのような価値観を私は持っていたので、費用面が許される限り、私自身のタキシードもしっかりと考えて作ることにしたのです。
オーダーメイドのタキシードの相場
では、オーダーメイドのタキシードの相場はいくらぐらいなのでしょうか。
オーダーメイドと聞くと「費用が高いのでは?」
そう思われる方も多いかもしれません。
しかし、オーダーメイドにもいくつか種類があって、その種類によっては比較的安価に、しかもレンタルに近い相場で自分の体格にあったタキシードを作ることが可能です。
以下、この項目では、タキシードの相場について、担当者に伺った内容をまとめてみたいと思います。
レンタルタキシードの相場
まず、レンタルタキシードの相場ですが、だいたい7〜8万円前後が相場となっているようです。
しかし、この相場の価格帯のレンタルタキシードは、生地の質感が極端にテカテカしたシルバーのものがほとんどでした。
私は、どうしてもテカテカしたシルバーのものは着たくありませんでした。
2人で考えた会場のコンセプトからズレていたというのもそうですが、コンセプトに近かったとしても個人的にテカテカしたシルバーのタキシードは敬遠していました。
というのも、シルバーやグレー、白を基調とした服が嫌いなため、普段からあまり着ないからです。
タキシードにおいても、それは同じでした。
では、ブラックやネイビーのようなカラーのタキシードをレンタルしようとするとどうなるのでしょうか。
やはり、それらのカラーは一般的に市場でもかなり人気らしく、レンタルすると12万円ぐらいに値段が釣り上がってしまうようです。
また、生地感の質が良いものになってくると、レンタルでもさらに値段がアップするようです。
オーダーメイドの相場
では、オーダーメイドのタキシードの相場はどうなのでしょうか。
オーダーメイドのタキシードの相場は、だいたい17〜20万円ぐらいだそうです。
こちらも、オーダーメイドの種類や生地の種類によって値段が前後します。
例えば、生地に注目してみると、イタリアの上質な生地(CANONICO:カノニコ)を使用すると、この倍の値段になるそうです。
また生地というのは、用いられている撚り糸が細かったり・太かったり、縦糸と横糸がそれぞれ違う色だったりで、質感が変わり、タキシードの表情も変化してきます。
生地の種類によっても、値段がピンからキリまで存在するのは、こういった理由だからだそうです。
あとは、オーダーメイドの種類によっても、値段は前後してきます。
オーダーメイドには、フルオーダー、イージーオーダー、パターンオーダーの3つがあります。
今回、試着した会社ではイージーオーダーを採用しており、その相場が17〜20万円だそうです。
※オーダーメイドの種類に関しては、ここでは割愛し、この後の項目で説明したいと思います。
差額をどう捉えるかがポイント
このレンタルとオーダーメイドの相場の差額をどう捉えるかが、タキシードを選定する上で重要なポイントとなってきます。
つまり、レンタル12万円とオーダーメイド17万円の差額5万円です。
結局、レンタルの場合、挙式・披露宴が終了したら当日のうちに返却しなければなりません。
挙式が終わった後、二次会で着用したり、あるいは記念写真を撮影するといった場合には、追加のレンタル料金を支払わなければなりません。
また、前撮り・後撮りを考えている人であれば、もう一度タキシードをレンタルするのであれば、差額の5万円を支払って、タキシードを購入した方が良いように思います。
タキシードを選定する際は、このように挙式・披露宴だけでなく、他にも使用する機会があるのかを考えて決めることをオススメします。
オーダーメイドのタキシードの種類
先の項目でも、紹介したオーダーメイドの種類について、ここでは紹介したいと思います。
オーダーメイドには、次のような種類があります。
- フルオーダー
- イージーオーダー
- パターンオーダー
一昔前は、オーダーメイドで注文すると費用が高かった印象が強かったかもしれません。
おそらく、それはフルオーダーの中でも“フルハンド”で作られていたからでしょう。
“フルハンド”とは、採寸から型紙作り、仮縫から最終的な縫製までを、職人が全て手縫で行うことを言います。
しかし、近年では人件費の高騰により、フルハンドで提供するタキシードは高額になってきてしまいました。
一般の人々のニーズに沿わなくなってきたこともあり、大事な部分は手縫いにして、裏地の部分だけはミシン縫いにするといった、フルオーダーでも完全なフルハンドではなく、ミシン縫いを併用した作業工程にすることで、価格を抑えたタキシードを提供できるようになってきました。
そこから、さらに派生して、パターンオーダーとイージーオーダーが登場します。
各お店で用意したサンプルタキシードを元に、一番体格に近いものを選び、着丈や袖丈のサイズ調整のみに限定したものをパターンオーダーと呼びます。
基本的には使用する生地も決められていますが、他の生地を使用したい場合には差額を支払う必要があります。
パターンオーダーよりも生地の選択肢が多く、またサイズ調整を3次元的に行えるものがイージーオーダーとなっています。
既成の型紙から自分の体格に調整していくので、実は既製品と大差ない価格で自分の体格にあったタキシードを作れるようになっています。
このように、近年ではフルオーダーならずとも、バランスの良いタキシードを着ることができる選択肢が増えてきました。
どのようなタキシードを選ぶべきか
では、オーダーメイドでタキシードを作るとしたら、どのようなタキシードを選べば良いのでしょうか。
一般的には、ウェディングドレスに合わせてタキシードの様式を選びます。
やはり2人並んだ時のバランスというものが重要で、会場の雰囲気やイメージ、コーディネートも含め、一体感が生まれるようにすることがポイントだそうです。
また、その時々の時代の流行を取り入れることも大切のようです。
ちなみに、私達が挙式・披露宴を行う会場では、主にネイビーのタキシードを着る新郎が多いと聞きました。
だからといって、絶対にネイビーである必要はありません。
もしかしたら、ネイビーのカラーが自分には似合わない色かもしれませんので、あくまで会場の雰囲気は1つの要素として考えれば良いと思います。
無理に自分にに合わないカラーのタキシードを選んでも、着させられてる感が前面に出てしまうので、やはり自分に合うタキシードを見極めることも重要ではないかと思います。
ここら辺のさじ加減は本当に難しいですが、奥が深く面白いところでもあります。
タキシードの納期までの流れ
タキシードは挙式の3ヶ月前までに試着をして注文するのが一般的です。
だいたいウェディングドレスが決まった後に試着しに行くと、ウェディングドレスとバランスが取れたタキシードを注文することが可能になってきます。
納期までの流れとしては、次の通りです。
- カウンセリング
- サンプルタキシードを試着
- 採寸
- 仕立ての方法を選定
- 仮縫したものを試着
- 完成引き渡し。
まず、どういった会場で挙式披露宴を行うのか、そしてどんなウェディングドレスを選んだのかについてカウンセリングを行ないます。
そして、サンプルとなるタキシードを試着し、会場の雰囲気に合うタキシードを選定していきます。
生地の色や生地感、ショールカラーやピークドラペル、どういったタキシードが会場の雰囲気と合うのかを模索していきます。
これがOKであれば、体の各箇所の寸法を測る採寸を行います。
採寸が無事に終わったら、ショールカラーの幅やデザイン、サイドベンツやノーベントの有無など各種仕立ての方法についても議論していきます。
それらが全て決まったら、いよいよ発注作業です。
約1ヵ月後に、仮縫したものを試着します。
ここで、寸法を再確認するのです。
この仮縫のものを試着して問題なければ、完成引き渡しとなります。
場合によっては、この仮縫のものを試着する段階で微調整が必要です。
その際は、さらに寸法を微調整しなければならないので、調整の余地にさらに1ヶ月必要となります。
そのためオーダーメイドでタキシードを作る場合は、挙式・披露宴の4ヶ月前までに注文すると良いでしょう。
今回は、挙式・披露宴の半年前ではありましたが、ハツコエンドウさんの担当者に事情を説明し、試着を快諾頂きました。
注文は行わず、見積もりの概算だけ出してもらった形です。
各会社によってタキシードの仕立て方法や価格にどのような差異があるのか、その基準を持つことができた有意義な時間でした。
またタキシードを着たのは初めてだったので、自分に似合うタキシードは何なのかも少しイメージを持つことができました。
半年前にも関わらず、試着を快諾してくれた担当者の方には本当に感謝しています。
最後に
最後に余談ですが、タキシードを試着したら、その瞬間から身が引き締まる思いになりました。
同時に、相方と共に生涯を過ごしていくことが、とても楽しみにもなってきました。
挙式・披露宴まで約半年となりました。
お互い健康のまま、何事もなく順調に進んで行きたいです。
コメント