ついに7月8日に映画『THOR:LOVE & THUNDER』が解禁しました。
今回の記事は、その映画の感想について記事を書いていきます。
ネタバレも含みますので、映画を見ていない人は注意してください。
ジェーン is come back!
もう2度とナタリー・ポートマン演じるジェーン・フォスターを見ることはないと思っていたのですが。
このような形で帰ってくるとは思いも知りませんでした。
映画の予告が放映された時から、どうして今回ジェーンが帰ってきたの!?
別世界のソーなの!?つまりマルチバースの話がまた出るわけ!?と妄想を膨らませて楽しんでいました。
今作では、ムジョルニアの力を借りて、ジェーンは神々の力を得ることができ、新マイティ・ソーとして活躍していきます。
ムジョルニアがジェーンに力を与えた明確な理由はわかりませんが、ソーとジェーンが交際していた時にソーが「ジェーンを守ってくれ」とムジョルニアにお願いしたことが、きっかけではないかと考えられます。
映画を見る限り、ナタリー・ポートマンはマイティ・ソーを演じるにあたり、筋トレを多分にしたんだろうと思いました。
露出した腕まわりの筋肉が美しいほどに作り込まれていて、マイティ・ソーにふさわしい演技をしていました。
バラエティ豊かな豪華なキャスト
今作のヴィラン役として、“神殺し”の異名を持つゴアが登場します。
「ゴア・ザ・ゴッド・ブッチャー」という原作コミックのヴィランが元ネタのようですが、このキャラクターを演じるのがダークナイトで有名なクリスチャンベールです。
痩せ細った体と、白い肌、汚い口腔衛生状態。
筋骨隆々としたソーとは正反対ながらも、ゴアはネクロソードによって神々の力を得て、その力を持ってして神々に復讐をしていきます。
異質で気色悪い、不気味なキャラクターをクリスチャンベールは見事に表現していました。
主役級のキャストをヴィラン役として迎えるなんてさすがマーベルです。
また今作には、ゼウス役でラッセルクロウも登場します。
昨年までどういった配役で出演するかは謎に包まれていましたが、全知全能の神ゼウス役として登場したのです。
ゴアと相対するのが怖くて逃げたり、人々から崇められなくなったことに理不尽に怒りをあらわにする、神と呼ぶにはふさわしくない最低なゼウス役をコミカルに見事に演じてくれていました。
その他カメオ出演としてマッドデイモンや、ジュラシックパークで有名なサムニール、実の兄弟のルークヘムズワーズが前作で好評を得た寸劇に再登場してくれます。
前作のバトルロワイヤルで好評を得た寸劇をまた同じ配役で演じてくれました。
また主役のクリス・ヘムズワーズの娘さんや息子さんが登場するところが、また粋な演出ですよね。
鑑賞後の感想
今作『THOR:LOVE & THUNDER』は、前回上映されたマーベル作品「ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス」のホラー要素から一転して、明るくて笑える作品となっていたので、とてもホッとしました。
日々の仕事の疲れからを解消するために求めているものは、明るくてハツラツとする映画だったりするからです。
もちろん1月に公開された「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」も最高でした。
無限の強さを持つソーの爽快なアクションは、夏の暑さを吹き飛ばしてくれるほどスカッとしました。
またタイトル通り、愛をテーマにした今作は、ソーとジェーンの愛、ゴアの子を想う愛など様々な愛の形が作品の中に散りばめられていました。
ゴアというヴィランにも愛がある。
今まで様々な最恐最悪のヴィランがいく人も登場してきましたが、ゴアの境遇に共感できたのは初めてです。
ジェーンとの愛は、ジェーンが亡くなってしまったことによって育むことはできませんでしたが、ゴアに託された愛を育むことを決意したソーの親としての姿は、次回作への期待に繋がるように思えました。
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