先日、一泊二日で中央アルプスに行ってきました。
初日は千畳敷カール〜木曽駒ヶ岳〜宝剣岳〜宝剣岳山荘のルートで、2日目は宝剣岳山荘〜千畳敷カールへそのまま下山する計画です。
私は雨男ですが、神がかった晴れ女の友人が同行したこともあり、見事に快晴の状態で当日を迎えることができました。
10月ごろの中央アルプスの千畳敷カールでは、紅葉が少しずつ始まっていました。
さて、今回の目的地の1つでもある宝剣岳は、山岳ヘルメット着用奨励山域に指定されています。
3点支持による登山技術もそうですが、登山初心者としては遂行品も厳選して臨むことで安全に山行を終えたい気持ちがありました。
なるべく重い荷物は避け、必要最小限の荷物を持って山頂にアタックしようと考えたため、事前にアタックザックについてたくさんリサーチしてきたわけです。
↑この記事の中でも紹介してきましたが、私は宝剣岳へアプローチするために【Matador Freefly16】を購入しました。
今回は実際に使用した感想を、現地の様子を踏まえながら写真と共に紹介していきたいと思います。
まず率直な感想として、このアタックザックはめちゃめちゃ買って良かったと思っています。
何が良かったって、まずはその携帯性でしょう。
握りこぶしほどの大きさ、スマートフォンと同じ大きさなので、携帯性が本当に便利でした。
レインパンツと合わせても、1冊のコミックに収まるほどの大きさ。
それなのに、16リットルも容量が入るのが不思議でなりません。
予定通り、宝剣岳へのアタック当日は、宝剣岳山荘にてメインの重いザックをデポして、この【Matador Freefly16】を背負って出発しました。
ザックの背面に相当する部分には、背負い心地を良好にするためにモンベルのフォームクッション(折りたたみ座布団)を入れ、中身が背中に直接干渉しないように工夫してみました。
mont-bellのフォームクッションは税込で748円と破格の安さ。
それでいて、登山以外のアウトドアにも汎用しやすいので大変便利でした。
このフォームクッションを背面に入れたことによって、ゴツゴツしたような感じはなくなり、背負い心地はとても良好になりました。
このフォームクッションによって、背中へのフィット感も良好保たれているような感じです。
さて、宝剣岳岩壁へアプローチ場所へとたどり着きました。
3点支持をしながら進んでいきますが、ザックを背負っていても、腕の上げ下げに違和感は全く感じません。
ショルダーベルトを目一杯引っ張り、ザックと背中をきっちりフィットさせ、なるべくザックの動揺を抑えるように背負ってみましたが、肩の上げ下げに窮屈さはなく、登っていて不安は全く感じませんでした。
無事に頂上に到着。
頂上に着いたらちょうどガスってきてしまいましたが、澄んだ空気を味わえてとても気持ちが良かったです。
ブロッケン現象という珍しい光景も目にすることができ、貴重な体験をすることができました。
そして下山の際も、ザックが体にしっかりとフィットしているため、ザックに気を取られることなく、鎖と足場の確認に集中することができました。
ガイドマップには宝剣岳は初心者〜中級者のレベルと記載はされていましたが、切り立った崖をトラバースしていくところは、初心者では厳しいのではないかと感じました。
それほど、当初のイメージよりも恐かったです。
滑落の危険もあったかもしれませんが、今回はきちんと要件を満たした【MatadorFreefly16】を選定したことによって、登下山ともに安全に山行を終えることができました。
日常使いでもガシガシ使えそうな感じもするので、また登山以外での使い心地もレビューしていけたら良いなと思っています。
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