↑↑コマンダンテほど優秀な性能を備え、顧客のニーズに見事に応えたコーヒーグラインダーはないと思っているのですが。。。。
しかし、ことアウトドアにおいて「コマンダンテはピクニックやキャンプに最適か?」と聞かれたら、私はYESとは言えないと思います。
つまり、持ち運びに関して言えばコマンダンテも一歩引かざるをえないのが現状ではないでしょうか。
そこで、今回紹介するのは登山で私が使用しているコーヒーグラインダーの紹介をしたいと思います。
登山で愛用しているTIMEMORE『NANO』
私が普段、日帰り登山等で仕様しているコーヒーグラインダーはTIMEMOREの『NANO』です。
コマンダンテと比べるとそのコンパクトさは一目瞭然。
手の小さい方でも握りやすい直径45mmのコンパクトボディです。
コンパクトなだけでなく、使い勝手もとても良いコーヒーグラインダーです。
1回で挽けるコーヒー豆の量は約15gまで。
登山以外にもアウトドア全般の持ち運びに非常に有用ではないでしょうか。
価格は14740円とコーヒーグラインダーからすると価格設定が高めですが、その価格に見合った性能を有しています。
2000円台のコーヒーグラインダーと比べると、段違いの性能なのできっと美味しさにこだわるユーザーも満足できる代物ではないでしょうか。
現在は、下記のようなキャリーセットでも手に入れることができるようです。↓↓
コーヒーミル『NANO』の各部詳細
折り畳みのハンドル機構
『NANO』といえば、この折りたたみのハンドル機構が革新的な特徴ではないでしょうか。
まずハンドル部分を、手前にギュッとスライドさせます。
このハンドル部分にはバネの機構が内在しているため、シャキーンという感覚がとても心地が良いです。
スライドさせたハンドルを下に下ろせば、ハンドル部分が綺麗に折り畳めます。
多くのアウトドア用コーヒーグラインダーは、蓋やハンドルを外す仕様のものが多いのですが、この『NANO』は蓋やハンドルをいちいち外すことなく、簡単かつコンパクトに収納できます。
そして折り畳み機構の最大のメリットは、ハンドルを取らず収納できるため衛生的なことです。
挽き目調節
挽き具合は、ミルの底のダイヤルを回して調節します。
ハンドルの蓋をした状態で、上部を固定しダイヤルを左に回していきます。
だいたい15〜20クリックが中細挽き、20〜26クリックが中挽き、27〜32クリックが粗挽きの挽き目になると思います。
最高で36クリックの調節ができます。
軸ブレ抑制機構
「コマンダンテ」では軸ブレを防ぐために3本のフレームで回転軸シャフトを固定されていましたが、『NANO』では上下2つのフレームでシャフトを固定しています。
そして、2つのボールベアリングによって回転時の滑らかさを向上させています。
手を離してもハンドルがしばらく回り続けるほど、スムーズな動きです。
余分な力を加えることがないので、コーヒー豆へのダメージも少なく、均一にコーヒー豆を挽くことができるようになっています。
均一に挽くことができるということは、微分の発生も最小限に抑えてくれるので、コーヒー豆の特性を最大限に引き出しながら、クリアな味わいを実現させてくれます。
極めてハイクオリティな性能です。
本体表面性状
本体部分には、ダイヤモンド・パターン加工という表面性状によって高いグリップ力を実現しています。
しっかりと握りやすく、滑りにくいため、非常に少ない力で挽くことができます。
写真で見ると、本当にサイズ感が良いですね。うっとりしてしまいます。
シャープに研がれた刃部
ミルの要とも言える刃の材質はステンレススチールです。
写真のように、ミル刃はとてもシャープに研がれています。
コーヒーミルの最高峰とされる「コマンダンテ」と比較してみましょう。
形状と材質は違いますが、どちらもとてもシャープなのはお分かり頂けるのではないでしょうか。
↓コマンダンテに関しては以下の記事も参照あれ↓
清掃方法
清掃方法は、挽き目を調節するダイヤルを左に回しきることで、刃部を外すことができます。
古いバージョンではシャフトと一体化して外すことができたようですが、『NANO』は何回か製品の仕様をアップデートしているので、今は細かく分解して清掃できるようになっています。
挽き具合を調節するダイヤルを左に回し続けると写真のようにダイヤルを外すことができます。
中の円盤も外していきます。
すると刃部を丸ごと外すことができます。
あとは、これをブラシ等で清掃してあげればOKです。
水洗いは錆びてしまうので厳禁です。
分解するとこんな感じです。
コマンダンテと比べると、分解した際の部品が多いのが難点かもしれません。
今、TIMEMOREが熱い
TIMEMORE社は、『NANO』以外にも、エスプレッソにも特化した「NANOs」というバージョンも発売しています。
違いは、刃部の材質です。
「NANOs」では、カーボンスチールにチタンコーティングが施されている高硬度チタンコーティング刃を採用しているのです。
これによって、 極細挽きの省力性能を一段と高めています。
また、「極端にアウトドア用じゃなくても良いよ」「もっと豆を挽ける量を多くしたい」「家で飲むコーヒーを極限まで美味しくしていきたい」等の意識が高いコーヒーマニアには以下のようなコーヒーグラインダーもラインナップされています。
「X-Black」は「Espresso & Brewing」という文字通りドリップにもエスプレッソにも高い次元で対応する「E&B刃」を採用したコーヒーグラインダーです。
「S2C(Spike to Cut)」と呼ばれる二段階カッティングが行える刃部のため、上記のような幅広い抽出方法にも対応しているようです。
すごいものを開発したもんですね。
サイズが大きい方が良いという方は他のラインナップも見てみると良いかもしれません。
購入するときは、Amazonよりも正規輸入品を扱っているブランディングコーヒーで購入するのがオススメです。↓↓
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