相方の実家から5kgの栗が届きました。
生の栗をもらうのは、人生で初めて。
今まで親が調理して食べるだけでしたが、今回はインターネットで調べたことを参考に、栗の調理をすることにしてみました。
選別工程
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栗は、半日水に浸すと、栗の中から虫が出てくると教えてもらいました。
虫が大嫌いな私達は、「この工程は絶対やろう!」と意見が一致。
早速、ゴミ袋に水を入れ、そこに栗を投入し、半日浸してみました。
![クリシギゾウムシ](https://grasslandbookandcoffee.com/wp-content/uploads/2022/10/2943FA38-730F-4BAE-BFEE-0B8BC4D6D50B-1024x1024.jpeg)
すると確かに、半日水に浸した栗からは虫が出てきました。
この虫は、クリシギゾウムシという虫らしいです。
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栗にピンホールのような穴ができているものは、確実に虫がいます。
穴が確認できたものは、この時点で選別していきます。
後になってわかりましたが、大きな桶に栗を投入して、浮いてきた栗を取り除く手法もあるそうです。
むしろそちらの方が、虫を取り除くだけでなく、虫に実を食われたスカスカの栗を取り除くことができるので、選別工程としてはより効率が良い方法かもしれません。
茹で栗
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そのようにして選別した栗がこちら。
これらの栗を半分は、茹で栗に、もう半分は渋皮煮や甘露煮、栗ごはんにすることにしました。
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たっぷりの水に対して約1%の塩を入れて、そこに栗を投入します。
中火にかけて沸騰したら、そこから火加減を弱火から中火ぐらい(泡がぷつぷつ出て、水面がコトコト揺れるぐらい)にして約50分茹でます。
茹であがった栗は、甘い匂いが立ち上り、とても美味しそうです。
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包丁で断面を切って、中を確認すると、綺麗に茹で上がっているようです。
これをスプーンですくって、食べてみましたが、ほくほくとした食感で優しい甘味を感じます。
炬燵があったら、暖を取りながら夢中で食べてしまいそうです。
しかし、茹であがった栗の中には、やはりある程度の割合で、まだ虫に食われていたものが潜んでいました。
そういった虫に食われている茹で栗は、虫に食われた部分だけを取り除き、食べてみることにました。
けれども、そういった安全だと思える部分を食べても、何とも言えない変な匂いがするのです。
これは嗜好にもよるかもしれませんが、私達は虫に食われた栗は食べないことにしました。
初めての栗むきチャレンジ
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初めて栗剥きにチャレンジしてみました。
専用の栗剥き器を使わなくても剥けると聞いたので、包丁でやってみましたが、かなりの労力と体力がいる作業でした。
今まで、こんなに大変な作業だとは知らずに平然とパクパク栗を食べてましたが、これをきっかけに栗のありがたみを感じた瞬間です。
渋皮煮は断念
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実際、鬼皮を向くのは、相当大変な作業でした。
渋皮を残しながら慎重に剥いていくのですが、どうしても渋皮を削ってしまうのです。
仮に渋皮を残せたとしても、上の写真のように黒い線状の模様がついた渋皮が。
この黒い模様は虫が取り付いている証拠。
なので、これを取り除くと必ず虫が出てきます。
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この黒い模様を取り除いて、虫に食われていないところを食べる方もいるそうです。
最初、私たちもその手法を取ろうと思いましたが、先ほどの虫に食われた茹で栗を食べて、それはやめることにしました。
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私達の技術的なものもあり、結局渋皮を残せたものは、1つも残りませんでした。
今回もらった栗は、落下してから日が経ったものでもあったので、渋皮を残して調理することは難しく、今回は渋皮煮は断念して、栗ごはんと甘露煮にすることにします。
栗ごはんと甘露煮
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栗ご飯は、新築祝いで友人から頂いた「かまどさん」で調理しました。
土鍋の蓋を外して、炊きたての香りを嗅ぐ時が、1番心躍る瞬間です。
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塩少々とお酒だけ入れて作った栗ご飯は、栗の優しい甘みが引き立ちます。
土鍋で作ったお米は、米の粒がたって美味しいですね。
この美味しさを知ったら、炊飯器には戻れませんね。
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こちらは甘露煮です。
クチナシを入手できなかったので、そのまま煮詰めて作りましたので、鮮やかさにはかけますが、味はとっても美味しくできました。
出来上がった大量の甘露煮は、毎日少しずつ大事に食べています。
栗ごはんも甘露煮も、初めてにしては上出来でしょう。
あれだけの労力を費やしたので、それも相まって大変満足しています。
果たして来年もこの労力を費やすかどうかは、来年の自分に聞いてみないとわかりませんが。(笑)
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