「成人の日」を迎えるにあたって

「成人の日」を迎えるにあたって日々の出来事
「成人の日」を迎えるにあたって

1月10日、今日は祝日、成人の日です。

土日を含め三連休を過ごしている方も、または年末年始から有休を利用して今日まで長期のお休みを取られている方もいるかもしれません。

今年迎える新成人は120万人だそうです。

これは総務省が発表した2022年1月1日現在の人口推計によれば、昨年から4万人も減って、過去最少を更新したそうです。

医療の進歩や文化の発達によって、日本は生まれてきてからほぼ死なずに成人を迎えることができているので、新成人の人口は必然的に20年前の出生の割合と相関してきます。

なので、来年の新成人は19年前、再来年の新成人は18年前の出生割合を調べれば、人口動態がわかるわけです。

すると年々新成人を迎える人口は減少傾向にあるのがわかります。

これは今に始まったことではなく、私が学生の頃から耳にタコができるほど言われてきたことです。

総人口は年々減っていき、高齢化率も年々高くなる一方です。

今後いっそう少子高齢化が深刻化していくわけですが、2050年には若者1人が高齢者1人を支える厳しい社会が待っているそうです。

大ベストセラーとなった「ファクトフルネス」という本の中では、今後、総人口と各年齢層の割合は一定に推移していくそうですが、私が存命中は少子高齢化問題が加速していくことは間違いなく、国民健康保険制度も崩壊するのは目に見えています。

政府は子供・子育て支援や高齢者が長期に渡って働く環境づくりを推進していますが、成人を迎えるアンケート調査では、withコロナも相まって、将来に対して不安の声も多いそうです。

私が成人を迎えたときは、将来に明るい希望を抱いていました。

これは、ただ単にバカなだけだったと思います。

現在は、私自身将来の日本の社会に不安を感じているので、それをすでに若い世代が肌で感じとっていることは、俯瞰的に日本の社会を見ることができているのだなとも感じますので、若い世代の“潜在能力”や“可能性”はまだまだ未知数だとも思いました。

私たち大人は、そういった若い世代に期待しつつ、若い世代が社会に大きく羽ばたける場をどんどん作っていく必要があるのかもしれません。

年始にかけて、急激にオミクロン株のコロナの感染者数が増加しています。

その影響で成人式が中止になったり、式への出席を自粛している方もいるかもしれません。

しかし、このような暗雲とした社会の中で、晴れて成人を迎えることができたということは、本当にめでたいことだと思います。

成人された皆さんの未来が、明るく素晴らしい未来でありますよう願っています。

ご成人おめでとうございます。

そして成人を迎えるまでの間、献身的に子育てに奮闘した親御さんにも労いの言葉を添えさせてください。

20年間本当にお疲れ様でした。

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