11月11日に「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」を鑑賞してから、心のどこかに空虚感が漂っています。
前作「ブラックパンサー」で主人公ティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンは、本当にいなくなってしまったんだと、改めて痛感させられたからです。
もちろん、代役を立てたり、デジタル技術を駆使して蘇らせることができたかもしれません。
今作であえてそういったことをしなかったことに対しては、非常に製作陣にリスペクトしています。
ティ・チャラは彼にしか演じることができない「永久欠番」となったのですから。
しかし、ふと気づかぬうちに私は、「もし彼が再びスクリーンで蘇ったらどんな映画になったのだろうか」と想像してしまっています。
仮に彼をスクリーンに蘇らせたところで、それは虚像であり、本当の彼ではないのですが。
それはわかっているのですが、わかっているからこそ、想像してしまい、悔しい気持ちでいっぱいになってしままうのです。
残されたものは、ふとした瞬間に彼の姿を再び思い出すかもしれません。
私は今でも、目を閉じると、彼のスクリーンの姿が瞼の裏に浮かびます。
それはまるで、波打ち際の白波ように、現れては消えてを繰り返すのです。
消えていなくなると、この世に彼が本当にいないことを痛感させられます。
これは残された人の宿命です。
今作では、その悲しみを製作陣、そしてキャスト陣含めて、みんなで共有できたことは、本当に良かったと思っていて、私のようなファンの心の支えになったと思います。
本当に感謝を伝えたいと思っています。
そして、今作でチャドウィック・ボーズマンが偉大な存在であることを改めて再認識しました。
それは何故か?
人は、2度亡くなる瞬間があります。
1度目は、個体が亡くなった時。
そして2度目は、その存在が語り継がれなくなった時です。
チャドウィック・ボーズマンが偉大なのは、亡くなってからも彼が語り継がれて、この世界に存在しているからです。
これからもきっと、彼は天国でファンの支えになってくれると思います。
さぁみんなで偉大な存在を讃えましょう!
Thank you C・B!
C・B FOREVER!!
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