「今の自分を捨てるのは、今なんだ。」

ねぇ。

今、そこで何してるの？

もしかして足踏みしてるんじゃない？

だめだよ。

前に進まなくちゃ。

足踏なんてしてる場合じゃない。

もしかしたら、君は変化することに怯えているのかもしれない。

あるいは、他人からの視線が怖いのかもしれない。

でも、大丈夫。

人は思ったより、君のことなんて見てやしないんだから。

人が何か言ってくる時は、むしろ自分が成長している証。

それまで冷ややかで、無視し続けている人たちは、成長してくると文句ばかり言ってくるものだ。

「君には無理だ。真っ当な仕事につきなさい。」と言われたことがあるかもしれない。

真っ当な仕事を始めたら始めたで、「君の医療は患者の予後を悪くする。」と言われてしまう始末。

そこから、君はこの世界の生き方に苦しむかもしれない。

でも、大丈夫。

ある時、君のそばに守りたい存在が現れてくる。

その存在のおかげで、君は世界の美しさを知り、この世界が捨てたもんじゃないなと感じることができるはずだ。

その存在がいつ現れるのかを教えることはできない。

でも、必ずくるから安心してほしい。

明けない、夜はないって言うだろ？

その時、大切にしてほしいことがある。

なんでもがむしゃらに前に進むのではなく、きちんと信念を持って進んでほしい。

いつもらしく、自分らしく生きることを大切にしてほしい。

最初は解らないと思う。

思う存分、足掻くがいいさ。

でも、立ち止まった状態で足掻いているだけではだめなんだ。

成長していくためには、今の自分を捨てなきゃ。

今の自分を捨てるのは、今なんだ。

今、自分を捨てなくても「この先時間があるときに捨てれば良いいや」は、やめておいた方が良い。

人の運命は、決まっていて、それがいつ終わるかなんて自分にはわかりゃしないのだから。

過去の自分にとらわれず、前に進んでほしい。

進むためには、今の自分を捨てるんだ。

もう一度、言っておく。

「今の自分を捨てるのは、今なんだ。」