今日は77回目の終戦記念日です。
昨年の8月15日も、私は終戦の記事を書いていました。
「77年間、平和で、、」と言いたいところですが、ウクライナとロシアの戦争を見れば、そのようなことが言えないのは明らかでしょう。
私が診察させて頂いている介護老人福祉施設では、ご高齢の方々から戦争を非難する声を多く聞きます。
77年前の戦争と、今起こっているウクライナとロシアの戦争が重なって見えているのでしょう。
「降り注ぐ空爆と燃えさかる家々をぬって、辛うじて川へ辿り着いた。空から聞こえる飛行機の音、着弾した爆発音、めらめらと燃える火の音、逃げ惑う人々の悲鳴。思い出したくないのに、目を瞑ると瞼の裏にあの光景が蘇ってくるのよ。」
東京大空襲を経験した方から聞いた言葉です。
ウクライナとロシアの戦争をみると、国家は77年前と何も変わっていないのだと痛感させられます。
国家の下に人々の生活があり、そんな人々の生活を顧みない国家の政策は非難すべき対象のように思います。
しかし、近年日本の政治家もより軍事力に重きを置いた政策を掲げている人が多いように思います。
時代が変わってきて、単純に“反戦”を掲げて、無防備でいることも危険であることは重々理解しています。
軍事力だけでなく、ITの対策然り、時代と共に戦略も高度になってきているので、それに順応していかなければならないのでしょう。
かといって好戦的になることは、絶対にあってはならないことだと思います。
不戦を掲げ、平和の道を歩んできた日本だからこそ、世界に訴えるべきことがあるように思います。
今一度、日本は77年前の戦争を分析して振り返り、どのような態度で臨んでいくべきかを考える必要がありそうです。
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