先日、2回目のパレスホテル東京の結婚式の打ち合わせに行ってきました。
その打ち合わせでは、2時間ほどフローリストとの打ち合わせがあったのですが、今回はそこで話し合った披露宴の雰囲気に重要なメインテーブルの装花についての内容をまとめてみました。
パレスホテル東京での装花の打ち合わせってどんなことを話し合うのか興味がある方の参考になれば嬉しいです。
ヒアリング
当日は、担当プランナーと挙式や披露宴の流れについて打ち合わせをした後に、クリスチャントルチュのフローリストと装花についての打ち合わせを行いました。
フローリストは担当プランナーより私と相方の性格や雰囲気の申し送りを受けており、その上でどのような空間の披露宴を作っていきたいか詳細にヒアリングを行っていきます。
そのヒアリングの中で、フローリストに教えてもらったことは“コンセプトに合わせて雰囲気を作っていくこと”でした。
コンセプトとは、私と相方が今回の結婚式で「何を1番大切にしていきたいのか」ということです。
このコンセプトが、今後どの打ち合わせにおいても一貫した大切な指針となります。
ここがブレてしまうと空間のイメージや演出が総崩れになってしまい、まとまりがない会場になってしまうのです。
私と相方が、今回の結婚式で大切にしていきたいことは、『ゲストへの感謝』でした。
招待するゲストへ感謝を伝えるためには、どのような会場の空間が必要なのか2人で考えていきました。
そして辿り着いたのが「温かみのある落ち着いた空間」です。
会場をそのような空間にすることで、肩肘張らず、リラックスした雰囲気の中で、目の前の食事を美味しく召し上がってくれるのではないかと考えました。
イメージのすり合わせ
フローリストと前述のようなヒアリングを行った後、装花のイメージをすり合わせていきます。
モダンな雰囲気よりは“ナチュラルテイスト”で。
過度に凝りすぎず、あくまでも“自然体”で。
ベースとなる色は緑にし、そこに淡いオレンジやピンク花を合わせ、細かい白や茶色の色味をそっと添えるイメージ。
そのイメージと似たような写真をフローリスト持参のiPadで一緒に供覧していきました。
会場の仕様(床のカーペットの色味や外の景色の見え方)や、挙式で纏うウェディングドレス、お色直しのドレス等に、そのイメージがマッチしているかどうかフローリストが見極めていきます。
そして、私たちが結婚式を挙げる時期に、その写真のイメージと同じ花や植物を入荷できるのかどうか。
もし入荷できない場合は、他の花や植物に代替できるのか。
そういったを先のことまでフローリストは見極めていきます。
装花のボリュームについて
装花のイメージが固まったら、メインテーブルの装花のボリュームについて相談をしました。
ボリュームは基本的に会場内にスペースがあればいくらでも活けることは可能だそうです。
しかし、コンセプトから離れてしまったり、会場にまとまりがなくなってしまったりといった観点から、下手にボリュームは多くしすぎない方が良いそうです。
↓下の写真はリッツカールトンのメインテーブルの装花ですが、めちゃめちゃボリューミーで雄大さを感じます。
しかし、これが私たちの性格や雰囲気、コンセプトに合っているかといったら違うような気がしました。
なので、自分達の身の丈にあった適度なボリュームに留めておくことが望ましいようです。
しかし、かといって少なすぎてもか細い雰囲気になってしまうので、私たちがイメージしているものより少しボリュームを足すことが良いと思うとフローロストから諭されました。
コーディネート方法について
装花のボリュームについて話し合った後は、コーディネート方法についての話をしました。
メインテーブルを端から端まで装花でコーディネートする場合の方法としては、次の3つの方法があるそうです。
①スポンジonly
②スポンジ+フラワーベース
③フラワーベースonly
①のスポンジonlyは、一般的に多くの会場で取り入れられている装花のコーディネート方法です。
ベースとなる費用も13万円と1番安く、かつテーブル中央に装花を集めれば少ない費用でボリュームを出せるメリットがあるそうです。
デメリットは、フラワーベースがないことにより、装花のみでテーブルを演出しなければならないことです。
キャンドルなどのツールはもちろんあるのですが、キャンドルは後ほど紹介するフラワーベースの方が相性が良いとされています。
③のフラワーベースonlyはmベースとなる費用が20万円と3つの方法の中で1番高いのですが、フラワーベースの透明感を生かしたテーブルの演出ができるメリットがあります。
フラワーベースの周囲にキャンドルを散りばめて火を灯せば、フラワーベースのガラス越しにキャンドルのゆらめきが映り込み、ゲストの席から見た時に幻想的な演出をすることができるようです。
しかし、デメリットはキャッチライト(女優ライト)を設置することが難しいそうです。
強引にキャッチライトを設置することは可能なようですが、フラワーベースのガラス越しにキャッチライトが見えてしまい、雰囲気を崩してしまう可能性があるそうです。
なのでキャッチライトをつける場合は、①や②といったスポンジを組み合わせたコーディネートを考えると良いそうです。
②のスポンジ+フラワーベースは、中央にスポンジを配置し、左右の端にフラワーベースを合わせたコーディネート方法で、ベースとなる費用は15万円です。
①と③の両方のメリットを合わせたコーディネート方法であり、比較的多くの方に選ばれるそうです。
私と相方は、とりあえず②のコーディネート方法で検討していくことにしました。
コーディネートに用いるフラワーベースについて
装花のコーディネート方法について話し合った後、そのコーディネートで使用するフラワーベースについて簡単に紹介を受けました。
クリスチャントルチュには、トルチュオリジナルの『ディアボロ』というフラワーベースが存在します。
普通のフラワーベースと違って、表裏の中央部分に円形のくぼみがあり、透明感が際立ち美しいデザインとなっています。
写真のように縦置きで演出する以外にも、横置きにし中央の円形のくぼみに水を入れ、花びらを浮かせたりする演出もできるそうです。
このフラワーベースは一つ一つが手作りで造られているため、同じ形のものがないのが特徴と言っていました。
サイズはSとMの2サイズがあり、どちらもコンパクトなサイズ感なのでテーブルコーディネートに最適なフラワーベースだそうです。
もう1つは、ツェツェアソシエの『四月の花器』というフランスのフラワーベースです。
何本もの試験管が金属の留め金で連なって、様々な形に変化するユニークなフラワーベースです。
写真のように横に並べる演出以外にも、端と端をつなげて円形に丸めたりして演出することも可能ですが、少しカジュアル感が装花の雰囲気によってはカジュアル感が出てしまう可能性があるそうです。
この2つフラワーベースを紹介された後、「どちらを使いますか?」とフローリストに聞かれました。
実際に、サンプルアップしてみないとわからない部分も多いのでなんとも言えないのですが、私たちはトルチュオリジナルの『ディアボロ』というフワラーベースを使ったコーディネートをお願いしました。
パレスホテル東京のロビーラウンジには、毎週火曜日にフローリストが試行錯誤しながら作っている綺麗な装花が飾ってあります。
私と相方はそのロビーの装花の前で写真を撮るのが好きなんですが、その度に『ディアボロ』のフラワーベースが使われているのを目にしていました。
私たちの披露宴のテーブルコーディネートでもこのフラワーベースを使ってみたいねと話していたので、私たちは『ディアボロ』というフラワーベースを使ったコーディネートに挑戦してみることにしました。
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