「カマキリ」と「ウクライナ」・「草むしり」と「ロシア」

日々の出来事

週末から天気が悪い日が続いています。

どんよりと暑い雲で覆われ、雨も降り、路面もジメジメ。

天気の影響によってなのか、私の気持ちも少しどんよりしているのですが、我が家の裏で生い茂っている雑草達は雨に濡れて喜んでいるように見えます。

その雑草達は、むしり取るのになかなか苦労します。

生命力に溢れているのでしょう。

自然豊かな環境で、地中深くに根を張り、伸び伸びと育ってきがとても良いのです。

それに乗じて、雑草の中で暮らしている爬虫類や昆虫達も、伸び伸びと暮らしています。

いずれもとても活きが良くて困っています。

幼少期とは違い、多少、虫に抵抗を感じるようになっているため、そういった面で草むしりに“少しだけ”苦手意識があります。

カマキリ
カマキリ

先日の仕事終わりに、草をむしっていたら、小指の爪ほどの大きさの小さいカマキリを見つけました。

おや?と思い、よく見てみると、そこらじゅうにカマキリ達がたくさんいるではありませんか。

少しサブイボが出てしまいましたが、悪さはしなそうだったので、そのまま草をむしっていたら、奇妙な“実”が枝に実っているのを見つけました。

なんだろうと思い眺めていると、カマキリの卵であることがわかりました。

カマキリの卵
カマキリの卵

スマホの画像検索で調べても、確かにカマキリの卵でした。

カマキリの卵は、幼稚園の時に見たっきり、大人になってからは見たことがありません。

すっかり卵の姿形を忘れてしまっていました。

あのカマキリの大軍は、ここから巣立ったばかりだったようです。

彼らにもまた、私たちと同じような「人生」ならぬ「虫生」が与えられ、彼らなりに広い世界に繰り出しているのでしょう。

しかし、ふと自分の行動を振り返ってみると、おかしなことに気がつきました。

私は「家周りの掃除」という大義を掲げて、彼らの生活環境や、社会環境を壊している存在に過ぎないのではないかと。

それはまるで、ウクライナに戦争を仕掛けているロシアのような気分です。

自分の行動に罪悪感を感じ始めたら、草むしりを続ける気にはなれず、私はその場を後にしました。

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