教習所でAT小型限定普通二輪の免許取得の申し込みを行ったら、教習スケジュールを担当の受付の方とすり合わせていきます。
一般的には、免許を取得するまでに要する時間は、学科教習が26時間、技能教習で12時間が必要になってきます。
しかし、普通自動車免許を持っていれば、学科教習が大幅に免除され1時間となり、技能教習が10時間となります。
AT限定の場合は技能教習がさらに短くなり8時間となるようで、これは教習所に申し込みを行った時にわかりました。
仕事をしながら教習所に通う身としては、とても助る誤算でした。
教習1日目は、いきなり原付に乗車することになります。
「原付に乗ったことありますか?」
「いいえ。」
「自転車乗ったことありますか?」
「あります。」
「じゃあ大丈夫ですねぇ。」
え?大丈夫なの?と突っ込みたくなります。
「まず、乗車の方法を教えますねぇ。サイドスタンドを外して、ブレーキをかけたまま後方確認し、確認したら乗車してミラーを調整します。準備できたらブレーキをかけたままセルスイッチを押してエンジンを始動します。」
ぎこちなさはあれど、教官の指示通りエンジンを始動すると、教官に次のように言われます。
「じゃあ、今から私の後ろをついて来てください。」
教習初日なのに、さも当然かのようにめっちゃ軽く言われます。
唖然としながらも、私が同意を表明する前に教官はどんどん前方を走っていくので、慌てふためきながらも必死についていく私。
大丈夫かと心配でしたが、スロットルを回してバイクを動かしてみると意外にスムーズにバイクを動かすことができました。
停車時にはバイクの重さにフラフラしていた自分がいましたが、スロットルを回してスピードを出すと車体が安定するのを実感できます。
教習所内をぐるぐる右に回っていくだけですが、スピードに乗るととても気持ちが良い。
なんて便利な乗り物なんだ!!
便利な乗り物と出会い、感動した私。
何周かしたら、その日の教習は終了です。
教習2日目からは、クランクや8の字、一本道、急制動を練習していきます。
クランクでは減速して回ろうとすると車体が不安定になり、転けてしまいましたが、それ以外は問題なく技能を習得することができました。
教習3日目は学科で、シュミレーションと20分間のビデオを見続ける眠くなるような時間。
退屈ですが、とても大切な時間なのであくびをしながらも、目だけは必死に開け続けます。
それが終わったら、第1段階のみきわめ試験がやってきます。
このみきわめで、大変だったのは試験のコースを覚えること。
走行するコースが意外に複雑だったので、大変ではありましたが、覚えることは得意な方なので、これもなんなくクリア。
無事に第2段階に進むことにできました。
第2段階では、ひたすらシュミレーションによる危険予測とビデオの聴講、走行技術を向上をさせていきます。
ここら辺になると、卒業検定のコースを覚えることを併行しながら、走行の技術を習得していきます。
第2段階のみきわめでは、「卒業検定のためのコースを覚えながら走ってください」と指示されます。
AT小型限定普通二輪の技能教習の時間はとても短いため、教習時間内で習得できる技術なんてたかが知れているのを教官はわかって下さっているのです。
なので、みきわめという名の勉強の時間といえばわかりやすいでしょうか。
ほとんど放置プレーのままみきわめが終了し、卒業検定に突入します。
この卒業検定が、教習過程の中で1番印象に残った時間だったと思います。
というのも、私を含めた4人の受験生が卒業検定に臨んだのですが、合格したのは私だけだったからです。
↓この続きは、AT小型限定普通二輪を取得するまでの道のり【その③】卒業検定編へ。↓
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