赤く咲き乱れる曼珠沙華の花

日々の出来事

今日の朝は、どんよりとした曇り空の中、気温もぐっと低くなり、パーカーが恋しくなる季節となりました。

パーカー好きにはたまらない季節ですね。

午前中の仕事も早く終わったお昼時に、私は久しぶりに職場の外へ出ました。

職場近くの無人販売所に行き、野菜を買いに出たのです。

最近では、無人販売所もめっきり少なくなってきて、この地域では大変貴重な存在となっています。

野菜を買うついでに、周辺を散策しましたが、ちょうどそのぐらいの時間にはお日様も出てきて、すっかりポカポカ陽気となりました。

それでも、前から吹いてくる風は、まだ冷たく、肌寒く感じました。

ふと横を見ると、白黒のぶち猫さんも石の上にちょこんと正座をして、日光浴をしていました。

体は動かさず、日光の暖かさを、その体で直に吸収している様子。

可愛らしく思ったので、スマホで猫さんの写真を撮ろうとしたら、こちらの気配を察知したのか、逃げられてしまいました。

思ったよりもシャイな猫さんだったな。

しばし歩いていると、今度は赤く咲き乱れた曼珠沙華の花を見つけました。

川縁や、歩道の端、田んぼの畦道に、この時期に咲く曼珠沙華は、夏の終わりを告げ、秋の始まりを教えてくれます。

そんな曼珠沙華は、別名「彼岸花」と呼ばれていたりもしますよね。

秋のお彼岸の季節に咲き乱れるため、その名前がついたとされていたり、名前の由来は定かではありませんが。

実は、私にとってはお彼岸に咲く花のためか、悲しいイメージを連想させる花となっています。

“お彼岸“=“死“を連想させてしまう花のため、私は無意識に曼珠沙華を敬遠していた節がありました。

しかし、よくよく調べてみると、「天上の花」、「天界に咲く花」として認知されている地域もあるようです。

また国ごとによっても違うみたいで、花のイメージや解釈は国や地域によって様々なんだと感じました。

つまり、一概に毛嫌いしてはダメ!ということですね。

もっと大きな枠組みの中で、曼珠沙華を愛でてあげなければいかんようです。

改めて、近くで観察してみると、本当に不思議な花です。

どうして、こんな形で花が咲くのか。

どうして、このような形となったのか。

自然の神秘に感心しながらも、赤く咲き乱れる曼珠沙華を見て、いつの間にか心が落ち着いている自分がいるのを感じました。

曼珠沙華恐るべし。

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