この夏に体験した相方との思い出を記録として綴っておきたい。
スマホの中で写真として残しておくだけでなく、それをテキスト化することに意味があると思っている。
写真だけでなく、テキストと合わせることで、相方と育んだ幸せをより噛み締めることができると思ったからだ。
つまり、平たく言うと、この記事はのろけ話になることを暗に意味している。
それでも、どうしても記事に残しておきたい。
私と相方の幸せをネット上の広大な海に放っておくことで、自分達の価値を認めてくれる人を探しているのかもしれない。
一泊二日の熱海旅行
この夏の私たちのビックイベントは、一泊二日の熱海旅行だった。
どこかしら旅行に行きたいと思い、気軽に旅行に行ける場所を探した結果、行き先が熱海になった。
軽井沢や、箱根なども候補には挙がっていたが、なんだかんだ熱海になった。
熱海駅を降りると、駅周辺はだいぶ栄えていて、人の数も多かった。
この夏は例年と違い、政府からの行動制限が解除された影響で、徐々に旅行客も戻ってきているとお店の人がおっしゃっていた。
熱海の街並みは、昭和の空気が今なお色濃く残っています。
ふと目線を遠くに向けてみると、今ではなかなかお目にかかれない建造物を多く見ることができる。
道路のカーブに沿って作られたアーチ状の建物。
配管剥き出しのコンクリートの躯体。
タイル張りの外壁。
歩道上に吊り下げられたデザイン性豊かな看板。
生産性や効率を重視した現代とは違い、オールドタイプだけど、ニュータイプを飛び越して、またオールドタイプに戻った感じ。
レトロと表現する人もいるが、これを端的にレトロと一括りにしてしまうのは惜しいようにも思う。
別のベクトルに向いているというか、または別次元のマルチバースだったりして。
熱海駅から10分〜15分ほど歩くと、今回泊まった宿である「熱海ニューフジヤホテル」が見えてくる。
こちらの建物も、だいぶ年期が入った建物だ。
昭和〜平成初期にかけて、多くの団体観光客で賑わっていた熱海の宿場町の中心に位置する「熱海ニューフジヤホテル」。
夕陽に照らされたその出立ちは、どこか寂しさを醸し出しているように思えたのは私だけだろうか。
観光客が徐々に戻ってきたとはいえ、観光客の生命力に溢れた活気が昔と違うことを建物が感じ取っているようにも思える。
熱海花火大会
実は、宿泊当日の夜には熱海花火大会が開催されました。
たまたま相方と休みが同じ日が花火大会だっただけで、狙ったわけではありません。
花火大会が開催されることによって、どの宿泊施設も満室でした。
1室空いていたとしても、通常の1.5倍以上の値段に競り上がっていたと思います。
熱海の花火大会は、初めての体験で、どんな花火大会になるのかとても楽しみにしていました。
混雑具合は、思ったよりも混んでいませんでした。
東京の隅田川花火大会や、茨城県の土浦花火大会のような混雑具合を予想していましたが、会場となる熱海サンビーチでは、鑑賞に来ている客同士の距離を保つことができる混雑具合でした。
主観的には、かなり空いている方ですね。
私と相方も、レジャーシートを持って行き、ビーチで寝転びながら鑑賞することにしました。
天候事情も良く、20時20分〜20時45分の時間帯で予定通り花火大会が開催されました。
天空に舞う黄金色の花火は、本当に鮮やかで素晴らしかったです。
混雑状況や、花火の打ち上げ規模、都心からのアクセスを考えたら、熱海花火大会はコストパフォーマンスが良いかもしれません。
相方も、ビーチで寝転びながら見る花火大会は初めてだったらしく、2人ともゆっくりと鑑賞することができて大満足でした。
この夏の締めくくりに良い思い出となったので、大変嬉しく思います。
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