スキンケアのジェンダーレス化:多様性を育むことの素晴らしさ

日々の出来事

幼少期の男性のスキンケア用品に対するイメージ

男性でもスキンケア用品を気兼ねなく購入できるようになってきていることはとても良いことだと思っています。

昔から、デパートの1階の化粧品売り場は女性が赴く場所。

女性だけの聖域。

そのような印象を持っていました。

 幼少期に父と一緒に旅館に行くと、大浴場の脱衣所の洗面台には必ずと言っていいほど資生堂のヘアトニックが必ず置いてありました。

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そして、これが「男性の化粧品」という認識を強くもっていました。

このクラシカルな化粧品は今もなお現代に根付いているように思えます。

中学〜高校の時代の男性のスキンケア用品に対するイメージ

小学校から中学・高校の時代になると、私の周りでは洗顔や整髪料、香水などにも目を向ける男子が多くなってきました。

当時、ギャツビーのCMがとてもクールでカッコよかったからでしょうか。

ギャツビーのCMで印象に残っているのは、本木雅弘さん。

通称もっくんがイメージキャラクターを務めていた時代のCMが印象的です

私は、彼のCMによってメンズ化粧品に大きな変革がとげられたようにも思います。

GATSBY ギャツビー CM 本木雅弘 1996-06年

「幸せなら“毛”を叩こう」というCMソング。

もっくんがモヒカンになったりととにかく何もかもがクールで衝撃を受けた覚えがあります。

YouTubeで当時のCMを今見ながら、この記事を書いていますが、懐かしさに浸れて微笑ましい限りです。

ギャツビーだけでなく、ウーノなどの商品も徐々に市場に出回るようになりました。

しかし、結局はそういった商品のほとんどはドラッグストアで気軽に買えるようなものであり、男性の場所はあくまでもドラッグストアという位置付けであったように感じます。

商品の機能性に関しても、肌のダメージは考えず油と汚れをガッツリと落とすためにスクラブがふんだんに入った洗顔料、頭皮へのダメージを無視したメントールの匂いやホールド感の強い整髪料など、“男性”の化粧品という極端な位置づけが多かったように思えます。

社会人になってからの男性のスキンケア用品に対するイメージ

それから数年後。

都内の各所では、メンズショップが充実するようになります。

デパートの一階はあくまでも女性をターゲットとしているため、なかなか男性が参入することが難しかったのでしょう。

メンズショップを別個立ち上げることで、スキンケアに興味がある男性のニーズを見事に掴んだのです。

雑誌等でも徐々に取り上げられ、男性もスキンケアに対しての意識が強くなってきたように思えます。

私の中では“男性”から“The MEN’s”といった感覚に変わってきたようにも感じます。

ジェンダーレス化の波

最近になるとさらに男性のスキンケアのニーズが高まってきています。

香りは、クールな香りよりも、より自然でナチュラルな香り。

花の香りでもツンとしすぎないマイルドな香り。

またお肌に対してより機能性を重視したものが好まれるようになったり、パッケージに関しても洗面台においても恥ずかしくないようなもの。

よりシンプルでInstagramでも共感してくれるようなものが好まれるようになってきているように思います。

さらに、それを家族とシェアするようになってきました。

女子親子だけでなく、息子が母とスキンケアについて会話えをするような時代になってきたのです。

まさにジェンダーレス化です。

メイクに関しても同様です。

BTSやジャニーズなど男性アイドルのメイクにはまだ慣れませんが、若い世代はメイクが当たり前のようになってきています。

そういった障壁がなくなり、多様性が育まれることはとても素晴らしいことだと思いました。

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