結婚式を終えた私たちは、その日の夜、人としての道を外しました。
半年以上、自分たちを戒めて、結婚式のために食事コントロールをしてきたのも今日でお終いだ!
「食べたいものを食べてやる!」
そのような気概の下、結婚式の夜は、あくなき欲望をすべて解放させた「パーティーナイト」となりました。
インルームダインイングで夕食を
パレスホテル東京では、結婚式を挙げると2泊3日の宿泊特典がついています。
朝食だけ付いており、夕食は付いていません。
そのため夕食に関しては
- ホテル外で食事をする
- テイクアウトをして客室で食事をする
- インルームダイニングを利用する
このいずれかとなります。
インルームダイニングとは、ルームサービスのことで、客室で食事ができるように料理や飲み物などを客室へ運んで用意するサービスのことです。
結婚式を無事に終えた私たちは、その後千代田区役所に行き、入籍の手続きを済まし、クタクタになってしまったので、夕食はインルームダイニングを利用することにしました。
炭水化物の嵐
欲望を解放させた私たちは、結婚式の夜は純粋に食べたいものを食べることにしました。
炭水化物を気にすることなく、インルームダイニングのメニューを選んでいく喜びは、目を輝かせる子供と同じ気分を味わうことができました。
まず注文したのが、スパイシーベジタブルカレーです。
ベジタリアンの方でも食べることができるカレーで、とってもスパイシー。
甘口のカレーが好きな私たちにとっては、少し敷居が高い食べ物でした。
お次は、「スパゲティ アーリオ オーリオ」
スパゲティを食べるのはいつぶりでしょうか。
シラスと唐墨の風味を感じながら、芽キャベツや菜花の苦味が効いた、春の季節を感じる食べ物です。
5月の季節にふさわしい乙な食べ物も、欲望が解放された私たちにとっては、ただの“食べ物”。
一瞬で完食しました。
デザートは、パレスホテル東京名物の「マロンシャンティ」です。
粗めに裏ごしされた栗ペーストと生クリームの相性は至極の一品。
いくら食べてもゼロカロリーです。
過度に甘すぎず、そして重すぎない口当たりのため、無限に食べれます。
トリュフソルトのフライドポテトがパナイうまさ
今回インルームダイニングで、1番美味しかった食べ物が「トリュフとトリュフソルトを添えたフライドポテト」です。
パレスホテル東京のフライドポテトは、トリュフの風味豊かなソルトをポテトの先端にちょんちょんつけて食べるオシャンな食べ物です。
そんなオシャンな食べ物を、マックフライポテトと同じように、3本の指でつかみ取りして口に投げ込みます。
あらゆる欲望を解放させる「パーティーナイト」です。
礼儀正しく食べてる暇はありません。
「うまっ!!」「うっまっ!!」と欲望の声を連呼させながら口に放り込んでいきます。
体が揚げ物を欲していたのでしょうか。
カレーでも、スパゲッティでも、デザートでもなく、このフライドポテトがインルームダイニングの食事の中で最高に美味しく感じました。
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