【パレスホテル東京】のウェディング打ち合わせ前のドタバタ劇 

結婚式のこと

今日は、パレスホテル東京のウェディング打ち合わせでしたが、出だしからつまずいてしまいました。

3月上旬に発送する予定の招待状の見本(披露宴挙式アクセスの詳細付箋などをまとめたもの)を、担当のプランナーさんに確認してもらう予定だったのに、それを家に忘れてしまったのです。

今日は、9時9分発の電車に乗り、ホテルの打ち合わせ会場に向かう予定でした。

なので、8時55分には相方と共に家を出発したのです。

「今日は風がないから温かいねぇ」などとほがらかな気候を2人して楽しんでいました。

突如、私の背後で相方の「あっ」という声が聞こえました。

背後で相方の足取りが重くなっているのを感じたため、私は振り返りながら「どうしたの?」と声を掛けました。

そしたら、なんと招待状の見本を忘れてしまったというのです。

招待状の見本をプランナーさんに最終確認をしてもらってから、招待状に封をして発送するという段取りだったのですが、その見本を家に忘れてしまったのです。

前日の夜に私はいつものようにblogをやっていました。

その横のリビングの床で招待状を広げている相方の姿を見たので、私はてっきり今日の打ち合わせに向けて事前の準備をしていると思っていました。

私は「それまずよね?取りに帰ったほうが良いよね!?」と相方に問いかけました。

相方は電車が間に合わない可能性が頭によぎっていたためか、私の問いに対し無言で固まっていました。

「取りに帰るか帰らないか。」

「電車に間に合うか間に合わないか。」

「打ち合わせに待ち合うか間に合わないか。」

それらの選択が相方の頭の中で次々に交錯していたのでしょう。

顔半分はマスクをしていますが、明らかに相方の目が死んでいるのを感じました。

携帯のスマホを見ると9時ちょうど

今から家に戻ったとしても「電車に間に合うのか?」「家に着いたとしても招待状の見本を瞬時に取り出して家を出ることができるのか?」

私の頭の中でも、その究極の選択がグルグルと巡っていましたが、気づいたら考える間もなく体は自宅へ向かっていました。

コートを着た状態での全力の小走り。

足がコートに引っかかって上手く走ることができないもどかしさ。

それでも、9時3分には自宅に到着し、急いで2階のリビングに向かいました。

床に置いてあった招待状のケースの上には、招待状の見本が1つ置いてありました。

『なんでケースの上に置いたまま、カバンの中に仕舞わないのよ!』と心の中で叫んでいると、相方が続いて2階に上がってきました。

そして相方はケースの中に仕舞ってあった未開封の付箋を取り出し始めたのです。

『なんで開封してないん!?前日に何を準備してたのよ!?』と心の中で三度叫んでしまいました。

付箋の中から、必要な枚数を手に取り、招待状に挟んだら再び玄関に向かいます。

9時5分。

わずか2分の間に作業をすべて終わらせて、家を出発しました。

電車の出発まで残り4分

再び全力の小走りをして駅に向かいます。

9時8分には駅に到着することができ、はぁはぁ息を切らしながら改札を通ろうとしたら、今度は私のモバイルSuica作動しない事態が起こりました。

駅員さんに再起動してみて下さいと指示され、私は急いで再起動をするのですが、電車が発車するまで残り1分

刻一刻過ぎていく時間に焦りを感じます。

それを見かねた相方は親切にも自分のPASMOを差し出してきました。

しかし、私は断固としてそれを受け取りませんでした。

自分のモバイルSuicaで電車に乗ることに固執していたのです。

なぜなら私は相方が招待状を忘れたことに怒っており、相方の親切心にあやかり、借りを作りたくなかったのだと思います。

借りを作ったら、怒っていた自分を否定することになるように思っていたんだと思います。

なんとか、私はスマホを再起動してもモバイルSuicaを無事に作動させ、9時9分の電車に間に合うことができました。

もしモバイルSuicaが作動せず、電車に乗り遅れたら、きっと私は相方のせいにしていたでしょう。

「相方が招待状を忘れなかった、切符を購入する余裕もあった」などと、たらればを多用して、理由をかこつけて自分を正当化しようとしていたと思います。

私の中のそのような稚拙な考え、渋沢栄一が掲げる完き人とはほど遠い人間性に、自分でもとてもうんざりしてしまいます。

恥ずかしい限りです。

電車の中で、私は相方に招待状を事前に準備していなかったことに対して、私は相方に怒っていたが、それは間違いであったことを詫びました。

事前準備を相方だけに任せるのではなく、私も手伝って確認するべきだったと反省し、これからは他人任せにせず、一緒に頑張ることを心の中で誓いました。

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