昨日は、パレスホテル東京ウェディングの2回目の打ち合わせを行いました。
打ち合わせの大まかな概要は以下のようなことについてです。
- 挙式について(大まかな流れ、ベールダウンを行う場所、指輪交換、ご両親との握手)
- 親族紹介について
- 披露宴の流れ(ウェルカムスピーチ、主賓挨拶、ファーストバイト、サンクスバイト、お色直しのエスコート)
- BGMのリスト作成の簡単な紹介
- 席次表の案内
- 引き出物と引き菓子の注文数について
- ウェディングケーキの仕様について
- 動画撮影の担当者との打ち合わせ
- 会場内の装花およびブーケの仕様について
約6時間にも及ぶ打ち合わせの中で、たくさんの興味深い項目を話し合ってきました。
それらの中から、何について書いていこうか悩むところですが、今回は挙式についての内容を掘り下げて書いていきたいと思います。
挙式についての打ち合わせ
挙式の流れ
まず担当プランナーと挙式の流れについての打ち合わせを行いました。
通常一般的に行われる挙式の流れを提示して頂き、そこから細かい点について少しずつすり合わせていく形でした。
「まず新郎が入場したら、ここの立ち位置まで来ていただいて。」
「そこから神父のお父様がこちらの立ち位置で。」
「その後、ベールダウンを行う時間があるのですが、ベールダウンは行いますか?」
といったような形で、担当のプランナーが大まかな流れを丁寧に説明してくれました。
この流れを説明してくれることは本当にありがたくて、この説明によってだいぶ挙式のイメージを具現化することができます。
ゲストの席からの目線もイメージできるようになり、よりゲストに倖せを届けるにはどうしたら良いだろうかと考えることができるからです。
そして、プランナーからは要所々に行うセレモニーについての詳細についての説明もしてくれます。
このセレモニーとは、ベールダウン、指輪交換、家族結びの儀などです。
ベールダウンについて
まずベールダウンの演出を取り入れるかどうかの話をしました。
ベールダウンには、新婦の幸せと安全を願う意味が込められています。
バージンロードを歩く前の新婦の身支度の最後の時間です。
生まれた瞬間から1番近くで見守ってくれた母親が行うことが多いそうです。
このベールダウンの演出については、私たちは特に宗教上の理由等もないため取り入れることにしました。
次に、ベールダウンを誰にやってもらうかについてですが、先程も書いたように、1番は母親、その次に兄弟や大切な人にやってもらうことが多いようです。
相方は迷うことなく母親にベールダウンをしてもらうことにしました。
私としても、それは大賛成でした。
私の母は数年前に亡くなっているので、母との関わりを作ることはもう二度とできません。
なので相方には、母親と行う数少ないセレモニーの機会を大切にして欲しいと思ったからです。
ベールダウンを行う場所についても話し合われました。
ベールダウンを行う場所は大きく分けて2つあり、前室(または控室)で行うか、またはチャペルの入り口で行うかのいずれかのようです。
私達がイメージしているベールダウンは、チャペル内でゲストに見守られながら行うベールダウンだったので、チャペルの入口でゲストに見守られながら行う演出を選択しました。
母親と娘の繋がり、想い。
それらをすべてゲストに倖せとして届けていきたいと思ったからです。
指輪の交換について
残念ながら、私は相方に結婚指輪も婚約指輪もプレゼントしていません。
その代わり、私は注文住宅で家をプレゼントしました。(笑)
パレスホテル御用達のキラキラ女子に非難罵倒されるのを覚悟の上で言いますが、私は指輪に全く価値を見出せていないのでプレゼントしていないのです。
そのような状況の中でプランナーさんから提案して頂いたのは、「安い指輪を購入して、指輪交換の演出をしてみては?」というものでした。
『安い指輪を購入してまで、演出にこだわる必要はないのではないか?』と思ったりもします。
しかし、相方のご両親やゲストへの配慮も考えなければいけないと思ったので、この演出は採用することにしました。
指輪交換の際に大切なアイテムとしてリングピローというものがあります。
このリングピローは、自分で購入して用意したり、友人に作ってもらったり、両親や友人が使用したものをそのまま利用したりとさまざまな選択肢があるようです。
このリングピローででオリジナル感を出しても面白そうだと思いましたが(指輪買ってない奴が何を言うか)、私たちはパレスホテルにリングピローを借りることにしました。
特にホテルから借りることに関しては費用は発生しないですし、下手に安っぽいものを購入するよりは品があって良いと思ったからです。
家族結びの儀について
パレスホテル東京では、ウェディングオリジナルのセレモニーとして家族結びの儀があります。
ホテルオリジナルの『My Dear』という2冊のノートがあり、それをお互いの両親へ渡します。
両親達は、我が子が生まれた時の状況だったり、どのように育って欲しいかなど、それぞれの想いを綴ってもらうようになっていて、挙式当日にこれを我が子へ渡すのです。
とても素晴らしいセレモニーだと思います。
これについても採用したいと私は思いました。
しかし、私と父親は家庭の事情でそれぞれ距離を置いている状況でして、そもそもそういった状況ではこのセレモニーは成立しないのでは?と危惧しました。
「このセレモニーをやりたいので、『My Dear』というノートを書いてはくれまいか?」と父親にお願いしましたが、案の定、両親からは良い返事が返ってくることはありませんでした。
わかっていたことではありましたが、やはり良い返事がもらえないと悲しい気持ちにはなります。
「相方だけの家族だけでもできないでしょうか?」とプランナーさんに聞いてみましたが、「他のゲストの方も来ているため、片方の家族のみ行うと、不思議に思われるかもしれません。挙式のセレモニーとしての演出では行わず、個別でやって頂くのはどうでしょうか?」と諭されました。
相方の両親やゲストからしたら、確かに不思議に思われてしまうので、その場ではプランナーさんの意見を採用することにしました。
その代わりといってはなんですが、新郎新婦それぞれが、互いの両親と握手をする演出を行うことにしました。
新郎新婦がそれぞれの両親と握手をすることによって、“一緒の家族になる”という意味が込められているそうです。
さて、しかしながら私はこのブログを今書いていて、やはり相方の家族だけでも『My Dear』をやって欲しい気持ちが芽生えています。
なぜなら、“両親の我が子への想い”というものは、子供が両親に対してきちんとした言葉で聞くことはなかなかできないと思うからです。
両親からしても我が子に言葉で伝えるのは気恥ずかしいと思います。
なので、こういったノートに綴ることによって、壁を隔てることなく、我が子への愛情を伝えることができるのではないでしょうか。
そして、それを私たちが受け取ることで、私たちから両親への感謝もより芽生えると思います。
それをゲストの前で行うことによって、親子の絆、両親に育ててもらった感謝、我が子から教えてもらったことへの感謝が、その空間に伝搬し、ゲストに倖せを届けることができるのではないかと思っています。
それを私の家族の理由だけで行わないのは、とても心苦しい気持ちでいっぱいです。
なので、この件に関しては、私の中でもう少し整理してから実施するかどうか検討していこうと思っています。
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