今日は、1週間ぶりの相方とのお出かけ。
マリエクラッセで相方がウェディングドレスの試着を予定していました。
朝食は、私の担当。
入間市で買った美味しいハード系のパンとサラダ、ヨーグルト、そしてスクランブルエッグを作り相方に振る舞いました。
朝食後、食器を洗い、諸々雑務をこなしている間に、相方は試着に向けて、準備を始めています。
相方の顔を見ると、朝からイキイキとしている。
ふと、窓の外を見ると、猫ちゃんが隣の家のエアコンの室外機の上にやってきていた。
陽の光を浴びて体を温めようとしているのだろう。
あそこは猫ちゃんの特等席らしい。
そうこうしているうちに、予定している電車の時間がやってきました。
普段、私たちが都内に向かう際に利用している最寄駅は武蔵高萩駅です。
電車の本数は少ないのですが、川越駅までは一本で行けるので比較的便利だと思っています。
不便なこと、不満なことを挙げるとすれば、それは鳩の糞害でしょうか。
この駅は、鳩の棲家になっているのです。
駅の改札口に行くと、いきなり目の前に大量の鳩のフンが落ちています。
駅の係員も、鳩が寄り付かないように対策を施しているようだが、鳩はそれでもやってくるらしい。
清掃員の人も毎日掃除しなきゃいけないから、とても大変そうです。
電車を待っている間は、上を見上げて鳩の真下にいないように注意しなければなりません。
のんびりして鳩の真下にいた日には、鳩のフンにやられてしまうからです。
私達は、電車が来るまでの間、常に鳩の所在を確認しながら待っていました。
特に相方は細心の注意を払い、鳩の真下にいないよう改札とホームを繋ぐ階段で待機していた。
頭に鳩のフンを落とされた日には、ウェディングドレスの試着どころではありません。
しばらくすると、やっと川越行きの電車が到着しました。
私と相方は、ホッと一安心。
電車のドアが開き、中から降車する人々が出てきました。
降車が終わったのを見計らってから、電車に乗り込もうと電車に近寄離ました。
私が先に電車に乗り込み、続いて相方が電車に乗り込もうとしました。
その瞬間です。
相方は、自分の視野の中に何かを感じました。
目の前にファサっとしたものが落ちたように感じたのです。
電車に乗り込んでから、私に何か服についてない?と声をかけてきたので、相方のコートを見てみると、右肩から右前見頃の部分に、かすかに線状の液体が付着しているのを確認しました。
「鳩のフンだ!」
それまで終始笑顔が絶えなかった相方ですが、一瞬のうちに笑顔は消え、顔は青ざめていました。
「ティッシュ。ティッシュ。ティッシュ。」
まるで亡霊のように真顔でティッシュをせがむ相方。
そういう時に限って、私はテッシュを持っていませんでした。
相方は急いで自分の荷物を私に預け、トートバッグに入っていたテッシュを取り出して、肩に付着した鳩のフンを取り除きました。
しかし、よく見てみると、私のコートの袖や前見頃にも緑っぽいドロッとしたものが付着しているのに気がつきました。
鳩のフンです。
なぜ大事なコートが。。鳩のフンにやられてしまったのだろう。
あんなに注意したのに。
呆然としながらも、私も自分のコートに付着した鳩のフンを急いで取り除きました。
それぞれのコートに付着した鳩のフンを取り除き、私が預かっていた相方のハンドバックを渡そうとした瞬間。
白い皮のハンドバッグに、なにやら嫌なものが見えたのです。
ハンドバッグの中心に、大きく付着した“脅威”と呼べるもの。
電車の中だったので、声はあげずとも、「うあああぁぁぁぁぁ!!何故だぁぁぁぁぁ!!!!」と心の中で叫んでいました。
まさに“脅威”。
振り返るとこういうことです。
鳩のフン(本体)はハンドバッグに落ちていて、それを私は知らずに受け取ってしまいました。
何気なく預かったハンドバックによって、二次的に鳩の糞害にらやられてしまったのです。
この冬用に新調したコートやハンドバッグなだけに、2人ともだいぶ精神的ダメージを負ってしまいました。
このような精神的ダメージのもとウェディングドレスの試着に行かなければならないのです。
この日以降、私と相方は、武蔵高萩駅で電車を待つ間は必ず日傘をさすことを心に誓いました。
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